

東京国立博物館で開催されている『空海と真言の名宝』を観に行きってきました。
なかなかの人混みでした。
ぜひ観るべきは、三十帖冊子です。
これは、お大師様が実際に書かれたメモ書きのようなもので、宗派間で奪いあいが起こったほど、非常に貴重なものです。
また、個人的にぜひ観るべきと思うのは、
快慶の深沙大将立像(和歌山・金剛峯寺蔵)です。
今でこそ、高野山の霊宝館に行ける方であれば、深沙大将立像を観ることもできますが、
もともと、この立像は、高野山の中の円通律寺・真別処に置かれていました。
この円通律寺・真別処という場所は、事相講伝所であり、大変厳しい修行道場の一つです。
当然、原則として、一般の立ち入りも女人も禁制で、道場での行者(四度加行の修行者)など以外は、観ることができませんでした。
(なお、授戒などの時には、円通律寺・真別処の道場内に女人行者も立ち入れますが、仏像などは全て保護されるため、観ることはできません。)
それが、霊宝館に移り、一般の方々の目にも触れられるようになったのです。
そのような経緯を知りながら観ると、また感慨深いのではなかろうかと思います…。
(あたかも、もとは大峰山寺にあって、海外に流出した蔵王権現様の仏像のようなものですね。)
ところで、
これからの時代は、誠実に生きることと、
生かされていることに感謝をすることが、
今まで以上に重要になるのかなと、個人的には感じています。
特に、『誠実に生きること』、
『誰に見られてもはずかしくない選択をしたか否か』が、先の吉凶を別ける時代になった気がいたします。
「損して得とれ」ではありませんが、
目先の利益に流されず、『正々堂々と日々生き続けること』が、吉をもたらすと、この数年前から、体感しています。
ですから、どうか、目先の欲に心を惑わされることなく
正しく、いのちを生かしていっていただければと、思います。
