前回のあらすじ
- 脱力ぬいぐるみには不向きがあると判明
- カエルは脱力系には向いていない
- ぬいぐるみ版と骨格版の平行開発を断念
今回は骨格模型版の全身をの試作
指の構造が細かいのでこんな構造を考えた
レーザーで二次元球体関節を作り、その裏に布を張ることで可動式の細かい関節を作る
上手くやると魚の骨格とか作れそうだね。このあたりは情報共有的に誰かの参考になるかなと。
そんな構造を考えつつ一応全身を作った。
骨のみなのでポーズを決めるのが難しい、筋肉も無いので手も足もあっちこっちに動くし頭も下にうなだれる。
手足は回転軸を持っていて意図した方向に動かせますが脱力しているのでポーズが決まらないわけです。
ちなみにぬいぐるみに内蔵する構造には”向いていません”、これはMDF(木質素材)のみで大半のパーツを作っている事情と、わりと細かい構造を写真に出していることから「内骨格ぬいぐるみ」の技術にそのまま応用できる技術はコピー対策で出せないためで…
趣味で始めたとは言え「内骨格ぬいぐるみ版」は世界的にも前例が無く、「素材・構造・作り方」それを0から始めたので物凄くお金が掛かっているのでコピーされる訳にはいかないです。
素材にMDFを選ぶところまででも物凄い道のりでしたから(最初は3Dプリンタでジョイントを作る想定だった)。
ちなみに、カエルの指の構造とか時々あえて分かりやすく出しているのはマネしてもらって構わない情報共有です。
習得にコストが掛かり過ぎたもの以外は情報共有したいとは思うので、どなたかのご参考になれば。みんなWebとか、それ以外でも色んな人のノウハウに支えて貰っている訳ですからね。
今のところ骨格模型版はガレージキット的に組立式にしたいなと思って作っています。
開発中止の内骨格版と骨格模型版を分けてるのはそういう事情もあります。
他にも別々に開発していた理由は内骨格版では他のパーツとの兼ね合いで余計なパーツが付く可能性もあると言うのもあったり。
作りも本気を出したらもう少しイイ感じに作れるんですが…
他の人が組み立てることを考えると、作り方が難しすぎたり切出したパーツを外す際に爪を痛めたりしない様にとか、制限が多い中で設計してるので余計に大変でした…。
カエル設計止めて設計終わってる仔猫の方を作ろうかとも思いますが、せっかくデザフェスがあるので「新作」も作りたいんですよね。