久しぶりにアップするのは、

別になんという事もないのですが、

私にとってはとても不思議に思う話です。

 

私の友人にフレンチブルドッグを飼っている人がいます。

家に遊びに行くと、フレンチブルドッグ柄の

可愛いグッズがいろいろ置いてあります。

フレンチブルドッグ柄は、

結構たくさんの種類が見つかりますよね。

 

でも、犬好きだからといって犬の形や柄のグッズを

持っている人が多いかというとそうでもない気がします。

猫のグッズだと、猫を飼っていない人でも

コレクターが大勢いるように思うのですが、

犬は少ないのは、飼っていたり好きだったりする犬種が、

人によって違って、その種類が多いからでしょう。

猫はキジトラを飼っている人が三毛のグッズを持っていても

特に珍しいことはないと思うのですが、

ポメラニアンを飼っている人が

シバ犬のグッズを集めることはあまりないですよね。

珍しい犬種だと、グッズのあることは稀です。

 

犬というのは種類によって大きさも姿形も随分違います。

なんの知識もなければ、シーズーとグレートデンが

同じ種類の動物だと思う人は少ないと思います。

普通これだけ容姿が違えば、分類上違う種であっても

おかしくないのに、私たちが一般に犬と呼ぶ種族は、

イヌ科・イヌ族・イヌ亜族・イヌ属・イエイヌ

とされていて、進化や遺伝子レベルで見て

一括りにされるグループにいます。

 

これだけ同じ種でありながら姿形の違いが様々な動物は、

他にいないのではないでしょうか?

猿であれば、リスザルとゴリラくらい違うように見えても、

交配が可能なのが犬という動物です。

 

それはやはり、犬が人間と共に生きる選択をしたから、

容姿や性質を人間の望むように変えてきたからでしょう。

番犬、猟犬、牧羊犬、愛玩犬、北方ではソリを引など、

目的によってそれに適した特徴のある犬がいます。

 

馬も牛も家畜化されて、それぞれ特徴に違いのある種類がいますが、

犬ほどには違いはありません。

いかに犬が、人に近い所で生きてきたかの現れだと、

友人の家でグッズを眺めながら、そんなことが頭の中を

ぐるぐると巡ったのでした。