1日目
コロナ疑惑
3/30日の夕方過ぎに奥さんからLINEが来ました。
「匂いと味が全然しないんやけど」
これはえらいこっちゃと思い試しに体温を測ってもらうとまさかの37.5°...絵に描いたような微熱でした。
帰宅してから症状を聞くも特になし。微熱は続いてはいるけど、だるさや咳もなく息苦しさもなし。
ピンピンとはしていましたので、ホッと一安心しましたがやっぱり気になるのは匂いと味がしない事…
その日の夜は僕が夕食を作ることにしました。
ニンニクがきいたキノコと砂ずりのアヒージョに、もやしのナムル、ほうれん草と豚バラのポパイ焼き(マヨネーズで和えただけ)と味が濃く匂いがきつめのラインナップにしました。
「どうや?味するか?匂いきついやろ?」
と聞いてみるも
「全然しない!なにも匂いしない。マヨネーズさえも分からへん」
と衝撃的な返事がありました。
どうなんや?コロナなんか?ただの風邪なんか?と不安はありましたが、その日はどうする事もできずにとりあえずは様子見しようということで早めに寝ることにしました。
翌朝を迎え奥さんの体温を測ると37.8°でした。
微熱が続いていました。
体調の変化はなく至って普通のようでしたので僕も仕事が休みでしたし、しばらく様子を見て何かあったらすぐに病院に連絡しようと2人で色々と調べていましたが、午後を迎えた頃に僕に体の異変が起こりました。
うつらうつらと横になっていたのですが、人生で何度も感じたことがある嫌な違和感が…
そう、熱です。熱が上がってきたときの身体の怠さが押し寄せてきました。
「ごめん!体温計とってくれへんか?」
と奥さんから受け取り測ってみると何と38.5°!!
あかん!いよいよほんまにえらいこっちゃ!
と愕然としてしまいました。
体温計を見た奥さんも慌てふためいて
「大変やん!どないしよ!大丈夫?」
とすぐに立ち上がり冷えピタやらロキソニンやらの準備を始めました。
(僕はよく熱を出すので、こういったときは慣れた手つきで動いてくれるのです。本当に頼もしい!ありがとう)
しばらくするとロキソニンが効き始め熱が少し下がってきました。37.5°でしたが、平熱が35°台の僕にとっては随分と楽になりました。
「どう思う?ほんまにコロナやろか?」
家族会議が始まりました。しかも急を用している緊急会議です。
「わからんけど、とりあえず保健所とか病院に電話してみよか?あとお母さんにも聞いてみる」
と奥さんは電話をしはじめました。
奥さんのお母さん(お義母様ですね)は看護師をしており、以前からも体調が悪い時等何かと色々とアドバイスを頂いていてとても頼りになるのです。
僕も保健所に電話をしてみました。
しかし何度かけても中々繋がらないので、一旦はあきらめて近所の診療所に電話をかけてみました。
院長先生が対応してくれたのですが
「うちはもう外来をやってないんですよ。こんな時期ですからね。すいませんが保健所とか県の相談センターかもしくは渡航者相談センターに電話して聞いてみて下さい」
いくつか電話してみましたがどこも似たような返事でした。
ほんならこんなに熱出てしんどいのに僕らはどないしたらええんや?病院は見てくれへんのか。
と半ば怒りも出てきて途方に暮れていたのですが、そんな中ようやく保健所に電話が繋がりました。
「どのような症状ですか」
と聞かれましたので、昨夜からの状況を事細かく伝えました。
「海外はいかれてないんですね」
もちろんここ一年はおろか高校生の時にニュージーランドでホームステイに行った以来日本から離れた事はありません。
「ではまだ1日目ですので、しばらく様子を見て下さい。4日たってもまだ熱が続くようならもう1度連絡もらえますか?それまではまだ何とも言えないので」
そこで電話は終わりました。
そんなもんなんか…仕方ないんかな…
と何だかモヤモヤが晴れないまま電話の一連の内容を奥さんに伝え、とりあえずは熱が下がるか続くかあと3日待ってみるかぁといった結論に終わりました。
会社にも現在の状況を伝えてしばらく休みをもらうことにしました。
とりあえずは安静にして熱が下がるのを待つしかないなと布団の中に入りました。
コロナやったらどないしよ…入院とかするんかな?
と一抹の不安はあったにしよ、実はこの時はまだそこまでは深くは考えてはいませんでした。
奥さんとの会話でも風邪引いて熱が出たか、最悪インフルエンザに感染したかどっちかやろうと。
コロナが大流行してはいるけど、特別変な所はいってないし感染の確率は低いんじゃないかと。
「まぁ今日はご飯食べたら早めに寝よか!味はしないけど私も栄養つける為に食べるわ」
その日は家にあるもので済ませることにしました。
今はロキソニンのおかげで熱が下がっているとはいえやはり微熱特有の怠さがあったので、そこまで食欲が沸いてはきませんでしたが、何とか食事を終え20時過ぎには布団に入ることにしました。
ただの風邪であってくれよなぁ
明日には治ってますように…
と願いも込めつつ意識が遠のいてきた頃にそいつはやってきました。
またもや熱発でした。
身体が熱くなる感覚がして頭がボォーとしてきました。身体もひどく怠く、自分の体が自分ではないような気持ち悪い違和感に包まれました。
部屋は暖房によって温かいのですが、それを超えた寒気が全身を覆いました。
「あかん…熱や…ロキソニンあるか…」
隣で寝ている奥さんに力を振り絞って声をかけました。
ふと見た時計の針は22時を指していました。
コロナ疑惑
3/30日の夕方過ぎに奥さんからLINEが来ました。
「匂いと味が全然しないんやけど」
これはえらいこっちゃと思い試しに体温を測ってもらうとまさかの37.5°...絵に描いたような微熱でした。
帰宅してから症状を聞くも特になし。微熱は続いてはいるけど、だるさや咳もなく息苦しさもなし。
ピンピンとはしていましたので、ホッと一安心しましたがやっぱり気になるのは匂いと味がしない事…
その日の夜は僕が夕食を作ることにしました。
ニンニクがきいたキノコと砂ずりのアヒージョに、もやしのナムル、ほうれん草と豚バラのポパイ焼き(マヨネーズで和えただけ)と味が濃く匂いがきつめのラインナップにしました。
「どうや?味するか?匂いきついやろ?」
と聞いてみるも
「全然しない!なにも匂いしない。マヨネーズさえも分からへん」
と衝撃的な返事がありました。
どうなんや?コロナなんか?ただの風邪なんか?と不安はありましたが、その日はどうする事もできずにとりあえずは様子見しようということで早めに寝ることにしました。
翌朝を迎え奥さんの体温を測ると37.8°でした。
微熱が続いていました。
体調の変化はなく至って普通のようでしたので僕も仕事が休みでしたし、しばらく様子を見て何かあったらすぐに病院に連絡しようと2人で色々と調べていましたが、午後を迎えた頃に僕に体の異変が起こりました。
うつらうつらと横になっていたのですが、人生で何度も感じたことがある嫌な違和感が…
そう、熱です。熱が上がってきたときの身体の怠さが押し寄せてきました。
「ごめん!体温計とってくれへんか?」
と奥さんから受け取り測ってみると何と38.5°!!
あかん!いよいよほんまにえらいこっちゃ!
と愕然としてしまいました。
体温計を見た奥さんも慌てふためいて
「大変やん!どないしよ!大丈夫?」
とすぐに立ち上がり冷えピタやらロキソニンやらの準備を始めました。
(僕はよく熱を出すので、こういったときは慣れた手つきで動いてくれるのです。本当に頼もしい!ありがとう)
しばらくするとロキソニンが効き始め熱が少し下がってきました。37.5°でしたが、平熱が35°台の僕にとっては随分と楽になりました。
「どう思う?ほんまにコロナやろか?」
家族会議が始まりました。しかも急を用している緊急会議です。
「わからんけど、とりあえず保健所とか病院に電話してみよか?あとお母さんにも聞いてみる」
と奥さんは電話をしはじめました。
奥さんのお母さん(お義母様ですね)は看護師をしており、以前からも体調が悪い時等何かと色々とアドバイスを頂いていてとても頼りになるのです。
僕も保健所に電話をしてみました。
しかし何度かけても中々繋がらないので、一旦はあきらめて近所の診療所に電話をかけてみました。
院長先生が対応してくれたのですが
「うちはもう外来をやってないんですよ。こんな時期ですからね。すいませんが保健所とか県の相談センターかもしくは渡航者相談センターに電話して聞いてみて下さい」
いくつか電話してみましたがどこも似たような返事でした。
ほんならこんなに熱出てしんどいのに僕らはどないしたらええんや?病院は見てくれへんのか。
と半ば怒りも出てきて途方に暮れていたのですが、そんな中ようやく保健所に電話が繋がりました。
「どのような症状ですか」
と聞かれましたので、昨夜からの状況を事細かく伝えました。
「海外はいかれてないんですね」
もちろんここ一年はおろか高校生の時にニュージーランドでホームステイに行った以来日本から離れた事はありません。
「ではまだ1日目ですので、しばらく様子を見て下さい。4日たってもまだ熱が続くようならもう1度連絡もらえますか?それまではまだ何とも言えないので」
そこで電話は終わりました。
そんなもんなんか…仕方ないんかな…
と何だかモヤモヤが晴れないまま電話の一連の内容を奥さんに伝え、とりあえずは熱が下がるか続くかあと3日待ってみるかぁといった結論に終わりました。
会社にも現在の状況を伝えてしばらく休みをもらうことにしました。
とりあえずは安静にして熱が下がるのを待つしかないなと布団の中に入りました。
コロナやったらどないしよ…入院とかするんかな?
と一抹の不安はあったにしよ、実はこの時はまだそこまでは深くは考えてはいませんでした。
奥さんとの会話でも風邪引いて熱が出たか、最悪インフルエンザに感染したかどっちかやろうと。
コロナが大流行してはいるけど、特別変な所はいってないし感染の確率は低いんじゃないかと。
「まぁ今日はご飯食べたら早めに寝よか!味はしないけど私も栄養つける為に食べるわ」
その日は家にあるもので済ませることにしました。
今はロキソニンのおかげで熱が下がっているとはいえやはり微熱特有の怠さがあったので、そこまで食欲が沸いてはきませんでしたが、何とか食事を終え20時過ぎには布団に入ることにしました。
ただの風邪であってくれよなぁ
明日には治ってますように…
と願いも込めつつ意識が遠のいてきた頃にそいつはやってきました。
またもや熱発でした。
身体が熱くなる感覚がして頭がボォーとしてきました。身体もひどく怠く、自分の体が自分ではないような気持ち悪い違和感に包まれました。
部屋は暖房によって温かいのですが、それを超えた寒気が全身を覆いました。
「あかん…熱や…ロキソニンあるか…」
隣で寝ている奥さんに力を振り絞って声をかけました。
ふと見た時計の針は22時を指していました。