献食菜集 -92ページ目

記憶の配置

町田のとある金物屋は店の外や入口の地面にまで商品の箱やむき出しの金物などが溢れ出ていて、それをまたいで店に入っても細い通路は重さで潰れて中身が出た箱が重なっていて、棚には商品がいろんな向きに詰まっている。私がコンクリート針が欲しいというと、どこそこのどこらへんの後ろあたりにあると店の奥から店主が大体の方向を指をさしながら私に言って、その通りのところにあったので感心した。
今日初めて行った種苗屋は店の外には枯れた苗や何が生えていたかわからないポットがひなたで置きっ放しで雑草なども絡んで見応えもあり、なかなかやるなと思いながら店に入ったら結構大きな店内の隅っこの方にだけ棚があって商品はうっすらホコリがかぶっていた。奥の方でしゃがみこんで何やら作業中の店主が何を探しているのかと言うので、練馬大根の種が欲しいというと、たくあんをつけるのはもっとあとだからまだないよとくすっと笑われて、先日ここに電話したら7月に入れば秋撒きの種に入れ替わるからと言われたから来たのだ、というといい感じの親父店主は全てがいっぺんにパッと替わるわけではないんだとまたクスッと笑った。
その電話はこの親父の奥さんだったと思うが、やっぱり電話の向こうでクスッと笑っていたなと思い出した。
店から出ると小さな桶に小さなホテイアオイが浮かべて売られていて、私は琵琶湖育ちで、暑い夏に父の船の進路に浮かぶこいつらをさんざん竹竿で持ち上げた植物でかわいいけど買いたくないなと思った。

八朔

風に  クマゼミの声
白壁に映る朝日
風に ニイニイゼミ
雲 カラス
梅の葉が揺れる

祇園

北から祭囃子 どんどこちんちき
南から黒雲 どんどこごろごろ
風に乗ってひぐらしの ひりひりかなかな
じりじり暑い手足が冷えていく
東から晩鐘 西から子供の歓声
東の大阪から長男が
西の天津から長女が
家族が揃う 
ごろごろ ばんばん 稲光 花火
34度の夏 夕立を待つ

気候のかわりめq

昨日から湿度が低くなりつつある。
気温は相変わらずだが。
土用の天日干しは日光の強さだけでなく空気の乾燥も焦点に入れていたのだろうか。
更には夕立や夜中の降雨の確率も一緒に。

土用 天日干し

クマゼミ 
ニイニイゼミ
30度
眠る徹夜の長男