コロコロコロ
いつの間にか
ザワザワと 空気のつぶが
衝突しあうような 朝が
来なくなっている
猛暑の連続に 疲れ
迎えた 休日
静かに 鳴り始める 音楽は
静かに 首を振る 扇風機の
送る風に かき回されて
6畳の タタミの上に 振り撒かれる
目は 文の列を10行も 読まないうちに
夢の中を 見ている
空気の動きが
太陽の光線が
ひとつ シフトダウン すると
走り終わった後のような 安堵感が
やってくる
鮮魚売り場 では さんま の受難が 始まり
コロコロこお ろぎの 声は 夕の庭に増し
遠くから 花火の低い音が 聞こえて
夏は終わり
秋が始まる
おさきにどうぞ
おさきにどうぞ