『違う名前』

違う名前になりたいと言う
無差別に
選んでいるんでしょう
争えばいい
矛盾を正せない
争えばいい
他人が
呼んだとしても

堂々と生きようと
頭に伝えても
運んで来る
口にくわえて  
切りとった
裸の写真を
そんな小汚い体を
目の前に現して

はらはらと散った
一枚の落ち葉のように
薄っぺらな体が
描く「生」という文字は
にじんでいた
でも伸びきった髪は
黒々と湿り
気味が悪いと思った
生きている
溢れている
骨と
乾いた皮になっても
怖くなった
複雑だと思っていたから

澄んでいく
寒さが増すたびに

自然な呼吸が
出来ている
空気がとても冷たいから