3/11は次男の8歳の誕生日。

昼頃から主人と一緒に
以前から欲しがって居た自転車を買いに行っていた。

原町イオンの食器売り場からの電話中に起きた地震だったので
怪我などしていないかとても心配になったが
親子で居るのできっと大丈夫だろうと思い込むことにした。

長男は?

その日、中学校は卒業式だったので、午後からは友達と遊びに行って居た。

店兼自宅の隣には大きな公園があり、そこに行けば何かわかるのではないかと思った。

公園には既に何十人もの人々が集まり、皆不安そうにしていた。

知り合いとすれ違う度
長男を見かけなかったか尋ねるが皆知らないと言う。


そんな時、公園前に住んでいる認知症の叔母を見つける。

叔母は何度も家に入ろうとしたのだか、余震もひどく危なかったので一緒にいた。

彼女は私が誰なのかわからなかったのだろう。

「ありがとう。ありがとう。」

何度も繰り返した。

日もくれはじめ、自宅に居ては危ないと言う事で、隣に住む方が一緒に避難所に連れて行ってくれた。


公園で電話も繋がらず
家族の安否もわからぬまま
途方に暮れていたら

「巨大な津波が来て居る」
「ここまでくるか?」
「わからんけど、請戸はヤバイぞ」
と話している人たちが居た。

その波は20m以上だと言う人も居た。

長男は!?

長男の通う学校は
海から少し離れてはいるが
よく請戸にも遊びに行って居た。

血の気が引く。



to be continued...