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盆栽の作り方と育て方

初心者からはじめた盆栽ですが、すっかりはまりました。
これまで蓄積した盆栽の作り方や育て方のコツを紹介。

盆栽をプレゼントしたい人を思い浮かべてみてください。



今日は、大切に育てた盆栽を大切な人にプレゼントするお話です。
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私も、ヤフーショッピングで盆栽を買ったりしているので
わかるのですが、かなりの割合で 自分のための購入ではなく
誰かにプレゼントというケースが多いんです。



さて、プレゼントする際に直接手渡しの時はいいのですが、
多くは、遠方のため郵送するケースは多くありませんか?



その時に困るのが、




「梱包のしかたが、まったく分からない・・・」



ということだと思います。



数えきれないほどの、梱包を行ってきた私からそのノウハウを紹介します。



梱包のステップは、



(1)必要な資材を準備する(段ボール箱/ビニールのプチプチ/粘着テープ/模造紙)
 

(2)鉢を、ビニールのプチプチで巻き粘着テープで止める
   (2日程度、箱の中に入ったままなので直前に水をあげるとベスト!)


(3)ビニールで止めた後、粘着両面テープ的にするため丸め
   テープで段ボールの底に固定する。


(4)段ボール中のサイドと、盆栽も粘着テープで固定する。
   (この時に、盆栽がグラグラしないことが大切)


(5)空いたスペースに、模造紙をクチャクチャにして埋めていく


(6)段ボールを、粘着テープで閉じる


(7)割れもの注意として、送る。




ためしにやってみると、コツを掴むと思います。
私は、宅急便業者はいろいろ使って来ましたが
クロネコヤマトがおススメです。一番、荷物の扱いが丁寧ですよ。



両親・祖父母・恋人・お世話になった人に 
盆栽をプレゼントしてはいかがですか?



きっと、大喜びすると思います。

⇒自宅で盆栽を簡単に習得!最新の盆栽上達法
本日は、2回目のQ&A特集です。



1回目のQ&Aに追加しての内容です。

その内容も、盛り込みながら本日は前回よりも
1歩踏み込んで盆栽を育てていることを前提とした
内容にしたいと思います。


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Q:木の剪定後枯れないように癒合剤を使用すると
  いいと書いてありますが、癒合剤とは何ですか?



A:癒合剤とは、木の切り口が乾燥しないようにしたり、
  切り口から病原菌や虫が入らないように守るパテです。



  園芸の専門店等で売られていますが、手に入らないようなら、
  墨(墨汁)で代用することができます。


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Q:一度使った古い土は、別の盆栽に再利用することは可能でしょうか?



A:古い土は固くなってしまい根の呼吸には不向きです。



  また、土の栄養分もなくなっていますので、再生できない
  ものと考えてください。



  自然に返してあげるか、街中であれば、不燃ゴミとして捨ててください。
(街中で土を捨てると環境問題になるので、不法投棄はやめてくださいね。)



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Q:盆栽の鑑賞の仕方や、ポイントの様なものがあれば教えてください。



A:盆栽は、基本的に真横から見るものです。人間の目線の高さを
  目安に盆栽を飾ってあげるとよいでしょう。



  また盆栽には、前と後ろがあります。基本的には、盆栽の前と
  後ろを理解して観賞すればよいでしょう。



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Q:盆栽にできない素材ってあるのでしょうか?



A:面白い質問ですね。盆栽は、日本の自然で生育している植物を、
  小さな器の中で育てるものです。そのため元々和名があるような
  植物でないと、盆栽と呼ぶのは難しいと考えています。



  外来の植物は、日本の四季のもとで育ったわけではないので
  盆栽として、育てる事にふさわしくない物もあります。



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Q:土の表面に苔を付けようと考えているのですが、コツを教えてください。



A:盆栽の土の表面に苔を張る場合、器の外にはみ出さないよう注意
  すれば、ほかにあまり難しい事はありません。



  あとは、より土と活着をさせるために、ケト土や荒木田土という
  粘度の高い土を軽く敷いてあげると良いです。


 
  あまり、敷き過ぎると、水が通らなくなるので注意してください。



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いかがでしたか?
盆栽を育てていると、いろんな疑問が湧いてくるものです。
近くに、盆栽家がいればいいのですがなかなかいませんからね。

⇒自宅で盆栽を簡単に習得!最新の盆栽上達法
今日は植え替えについて、お話したいと思います。



植え替えとは、購入したての苗木や
育て始めて2年経過した盆栽の、土を入れ替えて、
根の整理を行う作業の事をいいます。



目的は、土が古くなって養分が少なくなってきているのを
新しくリフレッシュするということと、



太くて強くなった根を切り取り、細根を残して水分の吸収
を良くするためです。



車で言う、車検の様な感じですね!



時期としては、春のGW前後に行ってください。
この時期は、根の成長も早いので大胆に切っていただいて構いません。



簡単に、植えかえの流れをご説明しますので
参考にしてくださいね。



(1)まず植え替えをしたい、盆栽の鉢の縁を
   叩き株を抜く
   (鉢の縁をたたくと、抜きやすいのです)



(2)生えているコケは、ピンセットではがし
   乾かさないように別の場所に置いておく



(3)割りばしで、根の周りについた古土を良く落とし
   根をほぐす。この時、しっかりと落してくださいね。



(4)根を水平に半分程度切り、さらに太根は元から切ってください。



(5)入れ替える鉢を用意。鉢底ネットを設置して、
   大粒の配合土を敷いてください。
   また、木を固定する針金を鉢底から通しておく。

   ※土については、第11回のメールを参考にしてください。



(6)木を、用土の上に乗せ角度や正面を合わせる。




(7)木の固定用の針金を、まいて固定する。
   そして、すき間に粒の細かい配合土を埋め
   上からよく押さえておいてください。
   
  

(8)最後に、水をたっぷりと上げて保管していたコケを
   乗せたら完成です。




いかがでしょう?
これで、盆栽もリフレッシュされまた成長力が高まります!



文字だけでは伝えづらい作業ですが、盆栽上達法では
全ての素材で、写真とDVD映像で植え替えについて説明をしています
ので参考にしてください。

⇒自宅で盆栽を簡単に習得!最新の盆栽上達法