この葉の大きさを見ただけで、すっかり作ることを諦めてしまったビナンカズラ。
同じ理由で育てたことがない樹種に、ツバキもありますね。
私自身はミニ盆栽が好きなんですが、
ビナンカズラは小品盆栽ですら仕立てるのが難しいぐらいの樹種です。
実際、展示会等であまり見かけない樹種です。

上の写真の小さな方のビナンカズラですら、もうこの通り。



ただいま半懸崖樹形にして、樹高8センチ。
これぐらいの大きさでもう数年持ち込んで、一房ポロンと実が付けば合格なんだけど、、、
そんなに甘くはなさそうな、、、



ちなみに、今育てているミニ盆栽のニオイカエデと比べてみると、、、
このニオイカエデ、剪定を控えて少し遊ばせているので枝が走ってはいますが、
実際は、ビナンカズラの葉一枚分程の樹高です。
この葉の大きさを見ただけで、諦めたのもうなずけるでしょ。

今回さし木からビナンカズラを作るに当たって、上手な育て方はないものかと調べてみましたよ。
特にこれと言って無いような、、、
よく考えてみたら、
うまいこと小さく小品盆栽で作れるぐらいなら、とっくにプロのひとがやってるよね。
そんなの見かけないってことは、楽な方法が無いってことか、、、

さて、一応ウチのお店からこのビナンカズラの親木を貰ってくるときに確認しておきましたよ。
雌雄同株で実付きは大変いいそうです。
親父の話によると、
雄花が夜中に咲き、雌花が朝方に咲くので、
結局自分で受粉させないと上手に実が付かないとは言ってましたけどね。



枝を引っ張って曲げてみると、ツル性の植物だけあって柔らかいですね。
針金で曲げて曲を付けるのは容易なようです。
出来るだけ節の詰まった面白いところでさし木してあげたいものです。
はぁ~、実が付くのはいつのことやら、、、