彩花盆栽で魅せる盆山十徳とは | 清香園スタッフブログ

清香園スタッフブログ

大宮の盆栽町にある老舗盆栽園です。
季節の盆栽やイベント情報をお届けします✿

こんにちは、彩花盆栽教室の石井です。
連日の暖かさで、桜が満開となりましたね。

さて、先日もご案内をさせていただいた 彩花盆栽教室主宰・山田香織による
大宮盆栽美術館の個展
「Eccence of BONSAI~山田香織の盆山十徳」は、もうご覧
いただけましたでしょうか?

今日は、盆栽をこれから始めてみようかな。という方にも彩花盆栽を楽しんでいただける鑑賞法をお伝えしたいと思います。

みなさんは盆栽を見るとき、特に香織先生の大作などを前にすると、構えてしまうの
ではないですか?

私はどんな作品を観るときも、何も考えず真っ白な気持ちで向かい合います。
「緑がきれいだなぁ。花が美しいなあ。かっこいいなぁ。」最初は、そんな感想で
す。
そんな風にして、作品に任せて盆栽の描く世界に浸っているうちに、次々に想像が膨
らんでくるのです。

例えば、私が印象に残ったこの作品。
{30C89C94-9DF2-4063-AF9F-68366ED3D6E6:01}


ずっと昔に訪れた仙台の松島を思い出しました。化粧砂は海に見え、そこらに散らば
る岩島と松、作品の松は一本ですが、不思議とその周りにある松島の岩島をいくつも眺めているような気持ちになります。
そして、楽しかった旅の情景も…。

松のそばに添えられた長寿梅やその他の下草、石、砂、苔が寄せ植えされるという
「彩花盆栽」のスタイルが、観る人の想像力を掻き立て、盆栽を始めてご覧になる方
でも、容易にそこに広がる景色を思い浮かべることができるでしょう。
それこそが、彩花盆栽の最大の魅力ではないでしょうか。

盆栽を知らなかった方、ちょっとでも興味が沸いてきた方、盆栽って松ばっかりで
しょ。と思っていた方、彩花盆栽は裏切りません!
どんな方にも「精(こころ)を益(ゆたかに)し愛(あい)顔(がん)を延(の)ばす」盆山十
徳に詠まれたこの一句の意味を、実感してください。

会期も残り半分を切りました。
ぜひ、一度足を運んでみてください。



募集中!
彩花盆栽教室で一緒に講師を目指してくれる方を、募集しています。
都内を中心とした勤務となります。
盆栽の伝道師として、働きませんか?

お問い合わせは
otoiawase@seikouen.cc
石井当てでご連絡ください。