羽生本店雨竹亭の応接展示庭園は、いつも季節の飾りで
お客様をお迎えしています。
これからブログでも移りゆく盆栽飾りご紹介していこうと思います。
今回は“春の宵”をテーマに取り合わせてみました。
美しい桜の季節もあっという間に過ぎ、季節は“陽春”へと
少しずつその景色を変えています。
薄紅紫色の三ツ葉つつじは、山影に遠目からでもその花姿が見える
“山の春”を現出してくれます。
元々山採り素材の自然体で柔らかい枝味を持つ樹を、
長い間鉢で持ち込み、幽玄な作品としたものです。
小店もこの冬に入手し、花後はもっと渋みのある
泥物の浅手鉢に植え替える予定です。
五葉松は大宮の名門「蔓青園」さんの旧蔵作品で、
小店の若手作家が植え付け角度を直し、
二股部分の鈍角を削り、双幹体の調和のとれた
“典雅な松”へと改作したものです。
五葉松としての葉性も素晴らしく、2~3年後は国風展などの大舞台への
挑戦も可能となる逸材です。
掛軸は、日本画家として数々の大家を育てた児玉希望の名品です。
夕暮れの済んだ空に昇り始める満月、その空に舞う桜吹雪…。
“惜春”、つまり春を惜しむ情趣豊かな作品です。
勿論、表具も最高です。
掛軸の下にある石は、大変古い舟形石です。
信州の盆栽大家であった故・小口賢一翁(号:寉龍庵)が生涯大切にしたものです。
「桜散る川辺の上に咲き誇るつつじの姿、対面には優雅な松…」
三位一体の盆栽飾りの醍醐味を是非、羽生本店でお楽しみ下さい。
左)三ツ葉つつじ
樹齢約80年 鉢/黎鳳楕円 18万円
掛軸)「春宵」
児玉希望 筆 共箱二重箱 38万円
右)五葉松 双幹
樹齢約120年 鉢/山秋楕円 120万円
添)多摩川舟形石 18万円
ブログからの問い合わせ こちら か、
羽生 雨竹亭(048-565-4114)までどうぞ。
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