未曾有の災害によって、多くの犠牲者を出した東北関東大震災。
雨竹亭のスタッフでも実家が被災し、今でも過酷な状況で生活をしている人も
祖父母を探しに現場まで行って、ご遺体を発見したスタッフ。
家屋や丹精込めて作ってきた盆栽もろとも津波に流され、命からがら助かった業者さん。
いまだ連絡のつかない愛好家の方。
日々私達の頭の中にはこの地震のことが残っていて、
被災した方々のことを思うと胸がいっぱいになります。
盆栽業界でも、支援の輪が広がり、ほんの少しだけかもしれないですが、義援活動が始まっています。
これは、雨竹亭の元スタッフ加藤さんが撮影してきてくれた七ヶ浜の写真。
加藤さんは震災当時、羽生の店で手入れをしており、
地震直後にお父さんのいる実家宮城の多賀城へ
残っているものなんてありません。
自然と接する仕事をしていると、薙ぎ倒された木々を見ると
締め付けられるような気持ちになります。
きっと何百年も此の地で、人々の生活を守り、笑顔を見てきたであろう松の木。
盆栽を業としている自分達に何が出来るか。
失われた沢山の自然を自分達の手で取り戻す。
種を買いました。
ひとつひとつは小さな種ですが、
同じ一つの命
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