ある日の出来事。
顧問に一冊の本を頂きました。
本の表紙に、筆で一筆添えてありました。
～盆栽の心として これを贈る～
東洋画における自然
技術は着想なり構想なりを表現する一つの手段に過ぎませぬ。
『如何に自然を吸うか』が問題なのです。
自然界に存在する物象を籍李来って無形の霊性を創造する時、
有形の物象と、その裏に潜む無形の霊性と、渾然一如せるとき、
其処に初めて東洋の所謂第一的作品が生まれるのであります。
自然を見詰めるのは良いけれど、只その皮膚のみを撫する（ぶする）だけでは
東洋芸術の真精神の現われた作品は生まれないのであります。
〈日本芸術院院友及研究会員諸君に告ぐ〉 より
まさに盆栽の心！
技術も知識も、まだまだまだまだの自分ですが、
この本を読んで、盆栽の精神を学んでいこうと思います。
難しい・・・
でも、本当に理解出来て、実行できるように、
この本は大切にいつもカバンの中に入れてます。
きっと、道に迷ったり、悩んだりした時に助けてくれる。
そんな気がします。
顧問に感謝です。
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