2021年に突如15年振りのブツ4組成が生まれた動物園線。しかし京王電鉄側もまさかブツ4を組む必要が出るとは考えていなかったようで、急ぎの用意をしたことがバレバレです。今回はそんな京王電鉄が用意した設備を見ていきます。


まず最初は多摩動物公園駅の停止位置目標。8両用の物の横に急いで作ったと思われる4両用の物が置かれています。元々1番線には10両編成や8両編成のみが入ることを前提にした設備となっており、4両編成は2番線に入るようにされていたため4両編成用の停止位置目標がありませんでした。しかし2021年のダイヤ改正で必要となったことから急いで用意したのでしょう。その証拠に、8両の用には黄色、10両編成用には緑色、6両編成用には水色の線も入っていますが、4両編成用の物のみ黒丸で囲っただけとなっています。


続いては運転台。編成札が手書きで4Rと書かれています。その下にはオレンジ色の線が見えています。


こちらは7801Fに貼られている物で、緑地に黒となっています。


先程下に見えたオレンジ色の線は2両用の物。普段はこちらを使うため、差しっぱなしにしたのでしょう。


ちなみに交換は必要最低限に留まり、この日中間運転台となったクハ7422は8両のままでした。


おまけに、今回のダイヤ改正で見られるようになったこの表示。相変わらず多摩動物公園表示はキツイようで、多摩を縦書きにしています。


突如始まったブツ4組成。しかし、これが実現したのは京王電鉄による迅速な作業のおかげで対応出来たことによるものでした。今後も時々見られるのかわかりませんが、7000系の新たな組成パターンとして記憶に留めておきましょう。