今年の目標~
ここ数年に引き続き・・・
50冊を読む
18冊目は・・・
【嘘/北國浩二】
作品内容
これから少年に嘘をつく――。
主人公は、
かつて幼い息子を水難事故でなくした、絵本作家の里谷千紗子。
彼女は父・孝蔵との間に確執があり、
長いあいだ絶縁状態にあったが、
独りで暮らす孝蔵が認知症になったため、
田舎に戻ってしぶしぶ介護をはじめることになった。
ところが、
久しぶりに再会した旧友と町で飲んだ帰り道、
旧友がひとりの少年を車ではねてしまう。
幸い大きなケガはなかったものの、
少年は記憶を失ってしまっていた。
ただ彼の身体に虐待の跡を見つけた千紗子は、
少年を自分の子供として育てることを決意するのだった……。
ひとつの“嘘”によってはじまった少年と千紗子の母子、
そして認知症が進行する父親の三人の生活は、
豊かな自然のなかで、しだいに新しい家族のかたちを育んでいく。
しかし、
そのひとときの幸せな生活にも、
やがて破局の足音が近づいてくるのだった――。
新進気鋭のミステリ作家が紡ぎ出す、感動&衝撃のストーリー。
(商品説明より)
息子を亡くした女性が不仲の父親の認知症の為に実家に戻り、
そこで起きた事故で児童虐待の少年と出会う。
そこから始まる奇妙な3人の生活。
家族の関係と、
いつかバレるであろう真実に
ハラハラしながら読んだ。
タイトルの嘘とは・・・
そこから始まっていたのか!
と、
衝撃的だった
Σ( ̄□ ̄|||)
父親の認知症の症状が進んでいく様子も
切なかった・・・
読み応えのある一冊だった。。。