本日、ワイフは、お出かけ。「美容院に行ってくる。私は外でランチを済ませるから、あなたも、ランチは、ミューさんか薫さんで、適当に食べておいて。・・・ルンルン♪」

bonpusou「ハハ」

ミユーさんは、わが家から南へ徒歩60秒の・若いマスター&ママが営む「カフェ・ド・ミュー」。

薫さんは、わが家から北へ徒歩180秒の・中国人シェフが腕を振るう町中華「薫」。

bonpusouは、１時半に家を出て、徒歩60秒で、カフェ・ド・ミユーへ。

いつものカウンター席。

bonpusou「ミニスープと、エビピラフと、コーヒーと、食後にトレカルムのケーキ！」

(このお店は、わが家のリビング・ダイニングの延長みたいなもんだな) bonpusouは、そっと呟いた。

bonpusou「スープは、初めての味だね。美味しい！・・・素材は何？」

マスター「茄子のポタージュスープです」

bonpusou「珍しい！　レシピは？」

マスター「茄子を蒸し焼きして、皮を剥き、皮は捨て、中身をミキサーにかけて、スープにします」

bonpusou「上にかかっている褐色のものは？」

マスター「バルサミコです」

マスターが作る「ミニ・サラダ付きの、ボリュームたっぷりのエビピラフ」の味付けは、bonpusou好みだ。

・・・エビピラフを食べているうちに、ランチ客が皆、食べ終わって店を出て行き、bonpusou一人になった。

食べ終わるタイミングを見計らって、若いママがペーパードリップでコーヒーを淹れてくれる。

若いママ「ケーキは、如何しますか？」

bonpusou「コーヒーと一緒に貰おう」

トレイに並べられた４種類の「トレカルム」のケーキ(この辺では、「フレンチ・パウンドハウス」と「トレカルム」の２店が特に美味しいケーキ屋だ)の中から、夏らしいカッブケーキ「グレープフルーツ」を選ぶ。

ママは、棚に並ぶたくさんの碗皿の中から、ウエッジウッドの花模様のカッブを選んで、コーヒーを淹れてくれた。

おお。素敵なコーヒーカッブだ。

美しいじゃないか。

センス良いじゃないか。

bonpusouは、他に客のいない静かな店内で、満足気に、ゆっくりと、コーヒーをすする。

BGMのジャズに耳を傾ける。

time goes by・・・

このお店は、意図的に時計を置かない。

bonpusouは、スマホで時間を確かめる。

３時。

女性客が一人、入ってきたのをシオに、彼は席を起ち、勘定をして、ドアを開ける。

若いマスター&ママから「有り難うございました」と見送られた。

外気は、少し、涼しくなってきたようだ。

徒歩60秒で、わが家。

ワイフは、美容院から、まだ戻っていない。

・・・私どもを生かして下さるなにものかに、心から感謝します。

(茄子のスープ、褐色に引かれたラインはバルサミコだ)

(ミニ・サラダ付きエビピラフ。なぜか、ミッキーマウスの顔になる)

(「トレカルム」の夏向きのカップケーキ「グレープフルーツ」)

(棚に並ぶ椀皿)

(ウエッジウッドの花模様のカップ)

(客のいない客席。画面正面にドア)

スローウォーキング「わが家のリビング・ダイニングの延長」