東京では、この8月・9月に、米パニックが発生したようだ。
私が病気療養のため滞在している「北信州」の知り合いの農家の方に聞くと、
東京で暮らす娘や息子から、頻繁に「米送れ」の電話やメールがくるので、5キロ袋を2つ3つと、宅配便で送っているそうだ。
米どころの新潟県妙高市の「妙高山麓直売センター」からも、お米が消えた。
店のスタッフ「旅行者や避暑客や別荘族だけでなく、この辺りの住人も、東京に住む娘や息子や親戚に送るため、便利な5キロ袋を買い求めに来るんです」。
ナルホド。
米どころの妙高市で、米袋が消えた理由がわかった。
・・・でもね。
東京の方々が、たくさんお米を買い溜めしても、そんなに食べ切れるものではない。
かつてのトイレットペーパー騒動を思い出す。
トイレットペーパーがなくなると騒いで、皆がトイレットペーパーの買い溜めに走り、東京のスーパーからトイレットペーパーが消えた騒動があった。
1〜2か月もしたら、結局、各家庭に、買い溜めしたトイレットペーパーが1年分も、山と積んであった。(笑い話じゃないぜ。実際にあった話だヨ)
今回の「令和の米騒動」も、同じ類の話であろう。
1〜2か月もしたら、各家庭に、買い溜めした米袋が1年分、山と積まれているだろう。
知り合いの農家の方は、「お米は、ちゃんと採れているんですけど、東京はどうしたんでしょうネエ!」と頭を傾げる。
「米パニック」も、「トイレットペーパー・パニック」同様、わが国の社会パニックの歴史に、残るであろう。
・・・東京に住む人々は、学習しないネ。
私どもを生かして下さるなにものかに、心から感謝します。
(妙高山麓直売センター)
(同センターの米の棚。空っぽでした!)
(数日後の開店30分後に見に行ったら、早くもドンドン売れて、1袋だけ残っていました!)
(新米でした!)