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【きょうだい児のお話】

障がいのある子のきょうだいのことを

「きょうだい児」と呼びます。

手のかかる時期に

手をかけてあげられなかったり、

旦那さんやおばあちゃんに

預けざるをえなかったり、

「ママ、見てー」の言葉にすら反応できないときもあったり。

とにかく自分の心の中に

「この子は言えば分かる。

だって定型発達だから。」と

勝手な言い訳をしていました。

3歳だった娘はそれから一時期

チックの症状が出てしまっていて、

それにすら気づかなかった私。

幼稚園の先生に

「ご存知ですか?」って言われた日、

何も気付いてあげられてなくて泣いたなぁ。



それから

きょうだい児の娘がストレスなく

育っていけるにはどうすればいいのかを

常に考えながら接することを決心。

いちばんしっくり来たのは、

『先回りしない』ことでした。

(あ、失敗するかも)と思っても失敗させてみました。

(そんなところにお菓子置いてたら、兄ちゃんに食べられるかも)と思っても、食べられて悔しくて泣かせました。

そのかわり、

その時の一つひとつの娘の感情を

全て一緒に共感していきました。

『あー、せっかく上手に作れてたのに

こわれちゃったね😩

悔しいよね~、うんうんそうだよねぇ!』

ここで大切なのは

「泣かんでいいやろ、このぐらいのことで。

だってこうすれば良かったんじゃないの?」って言っちゃダメ。

言いたくなるのは分かるけど。

では、

お兄ちゃんの手が届くところに

お菓子を置いてたことで

勝手に取られて食べられて

泣いている娘に

なんて声掛けしてあげるのがいいとオモイマス?

⏰(スィンキング ターイム)⏰

うちの場合は…

『ホントやーん、悲しいね!

今度からお兄ちゃんに食べられないように

隠しとかないかんかったね☺️

よーし、どこならバレないか探しにいってみよう』といってキッチンに連れていくと

気づいたら娘はニコニコで

バレない場所を見つけたあとに

二人で顔を見合わせて「うふふ」と笑っていました。

重度知的障害の息子を

『なんで勝手に妹のお菓子を食べたのよっ』って叱ったところで分からない。

(そもそも自他の区別すらついてないのに)

きょうだい児に成功体験しか与えない環境を

作ってしまうと、

のちのち失敗したときの心の立ち直り方を

知らないまんまになってしまう。

障がい児の兄より、

寄り添うべきなのはきょうだい児なのです。

そうすることによって

どうなっていったかはまた次回👋







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