仏教の歴史でキーとなるのは、
1.ブッダの死
2.大乗仏教の成立
3.密教の出現
のように思われる。
1.ブッダが生きていたころは、ブッダから教えを聞いていればよかった。
しかし、ブッダがなくなるとそのよりどころがなくなる。
そのため、弟子たちが協議してブッダの教えを文章として編纂した。
それが、アーガマ=阿含である。ブッダの行ったことをなるべく忠実に文章にしたもの。
ところが、時間を経ると、色々な解釈が出現する。グループごとの決まりも異なってくる。
ブッダが行った教え=法=ダルマの研究によって、グループが分かれてくる。
これがアビダルマ仏教、部派仏教である。アビ=対して、ダルマ=法。つまりブッダの教えに対して研究を行おうということ。
こういうように教えの研究をしていくと、どうしても細かくなり、学問的になる。
すると、仏教がお寺のお坊さんだけの研究対象になってしまって、一般の人からどんどん遠ざかってしまう。
2.そこで、在家の人がもっとブッダの根本に立ち返ろう、世の為につくそうという発想をするようになった。これが大乗仏教の始まりである。
この大乗仏教でキーになる人物が、竜樹(ナーガルジュナ)と世親(ヴァスバンドゥ)であり、この二人の研究が後の仏教の2大原典となる。
特にヴァスバンドゥは元々、アビダルマ仏教に属し「倶舎論」というこれも重要な原典を執筆しながら、その後大乗仏教に転じて「唯識」という考え方を提示したということでかなりの重要人物のようだ。
でも、結局この2つの流れも学問的になってしまう。
そうするとやはり民衆がとりのこされる。
3.そこで出てきたのが密教である。
密教には呪術的な面があり、これはもともとインドが持っていた思想に親和性があった。
しかし、これを進めていくと、インドにもともとあったヒンドゥー教と随分と似たものになってしまい、13世紀にイスラム教がインドに進出するとともに、インドから仏教の力は弱まってしまう。その前後、他の国に仏教が盛んになってくるようになる。
私も、仏教の瞑想を見るために「倶舎論」や「唯識」の入門を見てみたが、結局、哲学的理論の色が強く、実践的な感じがない。あまりに難しいものは一般人には受け入れられるとは思えなかった。根本的には四諦(ブッダが重視した聖なる4つの教え)が重要で、それが難しく語られているだけのように思われた。
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2.大乗仏教の成立
3.密教の出現
のように思われる。
1.ブッダが生きていたころは、ブッダから教えを聞いていればよかった。
しかし、ブッダがなくなるとそのよりどころがなくなる。
そのため、弟子たちが協議してブッダの教えを文章として編纂した。
それが、アーガマ=阿含である。ブッダの行ったことをなるべく忠実に文章にしたもの。
ところが、時間を経ると、色々な解釈が出現する。グループごとの決まりも異なってくる。
ブッダが行った教え=法=ダルマの研究によって、グループが分かれてくる。
これがアビダルマ仏教、部派仏教である。アビ=対して、ダルマ=法。つまりブッダの教えに対して研究を行おうということ。
こういうように教えの研究をしていくと、どうしても細かくなり、学問的になる。
すると、仏教がお寺のお坊さんだけの研究対象になってしまって、一般の人からどんどん遠ざかってしまう。
2.そこで、在家の人がもっとブッダの根本に立ち返ろう、世の為につくそうという発想をするようになった。これが大乗仏教の始まりである。
この大乗仏教でキーになる人物が、竜樹(ナーガルジュナ)と世親(ヴァスバンドゥ)であり、この二人の研究が後の仏教の2大原典となる。
特にヴァスバンドゥは元々、アビダルマ仏教に属し「倶舎論」というこれも重要な原典を執筆しながら、その後大乗仏教に転じて「唯識」という考え方を提示したということでかなりの重要人物のようだ。
でも、結局この2つの流れも学問的になってしまう。
そうするとやはり民衆がとりのこされる。
3.そこで出てきたのが密教である。
密教には呪術的な面があり、これはもともとインドが持っていた思想に親和性があった。
しかし、これを進めていくと、インドにもともとあったヒンドゥー教と随分と似たものになってしまい、13世紀にイスラム教がインドに進出するとともに、インドから仏教の力は弱まってしまう。その前後、他の国に仏教が盛んになってくるようになる。
私も、仏教の瞑想を見るために「倶舎論」や「唯識」の入門を見てみたが、結局、哲学的理論の色が強く、実践的な感じがない。あまりに難しいものは一般人には受け入れられるとは思えなかった。根本的には四諦(ブッダが重視した聖なる4つの教え)が重要で、それが難しく語られているだけのように思われた。
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