ランス9 全ルートクリア | やうやう白く

ランス9 全ルートクリア

ランス9の全ルート&真エンディングを見たので改めて感想を書いていくことにします。

ゲームシステムに関しては、やはり周回向きとは言い難く、二週目以降はイベント回収のための作業でした。
幸い、ユニットデータからアイテムまですべて持ち越せるので一周三時間くらいで終わりますが、やはり作業感は否めないかな、と。

音楽はランスシリーズだけあって良かったですね。
これは神曲!というのはありませんでしたが、なかなかの良曲揃いでした。
特にクライマックス直前の「決戦前」は個人的に神曲一歩手前といったところ。
初回プレイ時の本城突入前のシーンは鳥肌ものでした。
ラスボス戦も、革命から希望に向かっていく感じで良かったですね。


個別ルートの感想
シーラ
ラスボスが違うものの、大体本編と同じ。
ただエピローグは今作で一番胸にきました。
あれでシーラのヒロインとしての格が一段階上がったように思えます。

かなみ
ギャグルートその1
デレたかなみの可愛さと自分に任せろというランスの格好良さとリアのはっちゃけぶりが良かった。
リアのかなみに対する心情が明らかになったり、ネタルートでありながらもネタな留まらないお話でした。

志津香
昔からの因縁がついに決着する話
ハッピーエンドと言える形なので、気分はいいですね。
真エンディングからするとどうやら正史扱いのようで、良かったなーと思えるシナリオでした。

戦姫
実はあまり印象に残ってない。
最後が最後だけに、ルートすべてが正史ではないと思いたいところ。

チルディ
チルディルート?アミトスルートじゃないの?
ガームロアはいいキャラだった。
ガームロアがパットンとシーラを褒めるところは、なんかこう嬉しかった。

ピグ
ネタルートその2
クライマックスがほぼネタ化、ピグの「革命どこいった?」というセリフがすべて。
ネタとしては面白かったし、ラスボス戦も楽しめた。

ミラクル
ネタルートその3
ハゲランス。


総括
ゲーム性よりもシナリオ、キャラクターを魅力的に仕上げることを優先させた作品。
ゲーム性で見れば、周回要素では戦国に、ボリュームでは6に遠く及ばず、ランスクエストにも劣る。
周回させたいんだろうけど、周回がただの作業でしかないというのはいかんともし難い。
しかしながら、シナリオやキャラクターの良さがゲーム性の不満を補って余りある出来で、
「損をした」という感覚はまったくない。
キャラゲーとしてみればシリーズ最高クラスの出来だったんじゃないかと。
あくまで個人的な感想なので他人がどう評価するかは分からないけど、個人的にはやってよかったな、と思える作品でした。

シーラ可愛いよシーラ