うみねこのなく頃にep3についての考察 その3 | やうやう白く

うみねこのなく頃にep3についての考察 その3

最後に、殺害方法から推理してみよう
まず親世代はお互いにアリバイを証明することができるので白
子世代もお互いにアリバイを証明することができるので白
実行できるのは南條のみ
つまり第一の晩の犯人は南條

と結論づけるのはまだ早い
南條が一人で六人をどうやって?という疑問が残る
六人を予め殺しておいて運ぶのは難しいし、南條がそれぞれを殺害現場に誘きだすのも容易ではない
つまり、南條には犯行時のアリバイがなくとも、実行に無理があるのだ

では誰が六人もの人間を、誰にも気付かれないうちに殺して密室を作ったのか?
よくよく考えれば簡単な話である
親たちが全員共犯だったわけだ
蔵臼や夏妃が犯人の中にいれば使用人を殺害現場に誘い出すのは容易だ
全員が共犯ならなぜ密室など作ったのか?
それは後日、警察からの追求を逃れるためと考えれば合点がいく
6つの密室の中にそれぞれ他殺体と思しき遺体があれば
警察は当然殺人事件として扱い、犯人を探すだろう
しかし、親族の証言から捜査が行き詰まった時に、あの魔法陣を見たらどう思うだろうか?
金蔵がオカルトにはまっていたのは周知の事実であり、魔法陣を描いたのは金蔵ではないか?
という答えにいつか辿り着くだろう
つまり『金蔵が使用人五人を殺して密室を作り、ボイラー室で事故死した』という答えだ
この答えには見覚えがあるはず
そう、戦人が披露した推理がこれ
つまり戦人は推理したつもりでその実、犯人の用意した罠にはまったのだ
全員が共犯と考えれば、絵羽がゲストハウスで洩らした
「殺人犯がいるなんて、実はそんなに思ってはいない」
という言葉の意味も分かる
これは六人殺しが茶番だと思って言った言葉ではなく
全員が殺害を否定した(おそらく金蔵の焼却)件を、どうせ誰かがやったんだろうと思って言った言葉と推測できる
「誰とも分からない誰かが島内にいてやったわけじゃない」
「私たち以外の殺人犯なんていない」 と、こういうことだろう

結論
第一の晩は蔵臼、夏妃、絵羽、秀吉、留弗夫、霧江、楼座の共犯
金蔵はすでに死亡しており、死亡時期を有耶無耶にするために蔵臼、もしくは夏妃がボイラーで焼いた
密室は鍵の一つが偽物
凶器は不明

第一の晩はこんなところでどうでしょうか?