初心者と経験者 | やうやう白く

初心者と経験者

どんなスポーツやゲームをやるにしても、最初はみな初心者であり

そこには必ずと言っていいほど経験者が存在します

この両者の立場になって考えてみると、まず初心者がやるべきことは何だろうか?

基礎を覚えること?いいえ、違います

『自分が初心者であることを認めること』です

初心者が自身を熟練者と勘違いしていれば、どれほど時間を費やしても上達することはないでしょう

自分が初心者であることを認められて初めて上達することが出来るのだと思います

自分の未熟を自覚していれば、経験者の言葉も真摯に受け取れることでしょう

独学もいいですが、最初は誰かに学ぶほうが上達は早く、独自の色をつけるのは基礎が出来てからの話です


では次に、経験者は初心者に対してどうすればいいのか

基礎を教えること?はい、それも正解です

しかし、最も重要なのは、その事柄の楽しさや面白さを彼らに教えてあげることではないでしょうか

他人がやっているのを見て興味を持ったものの、やってみてつまらなかったら続けようとは思いませんよね?

基礎やその応用など、技術を教えるのはそれからで十分だと思います



今度は、やってはいけないことが何なのか考えてみよう

初心者がやってはいけないこと、それは先ほども述べたように自身を熟練者と勘違いすることです

初心者マーク付けたペーペーが大雨の日にぶっ飛ばしてはいけません


経験者が初心者に対してやってはいけないこと、それは初心者につまらないと感じさせることです

A「サッカー楽しそうだから仲間に入れて」B「いいよじゃあお前GKね、あっちのほうで立ってて」

これでA少年はサッカーを面白いと思うでしょうか?

GKを蔑むわけではないけど、サッカーの面白さを知ろうと思ったらまずボールを蹴ってみることだと思います

初プレーでシュートを防いでみんなに褒められて、GK楽しいサッカー楽しいと思った人がいたらすみません

あとは、初心者は未熟であることを理解してあげることでしょうか

いきなり上級者のようなプレーを求められて、それを出来ずに叱られたらつまらないですよね

そこら辺を理解してあげて、温かく見守ってあげるのも大事な仕事でしょう

甘やかしすぎはよくないので、間違えてるところはきちんと間違えてると教えてあげる必要はありますが

そうすることで、初心者は経験者へと成長していくはずです


初心者が経験者へと成長するにあたって、人によってはぶつかる壁があります

それが自称・上級者の壁です

要するに自分が巧いと思い込むわけですね

本当の経験者、上級者から見るとまだまだ未熟なのに、自分では一流だと思い込む

そうやって自分に甘い点数をつけるとどうなるかというと、成長が止まります

まず、他人のアドバイスを素直に受け入れられません

自分は巧いんだからお前の言うことなんか聞く必要ないって感じです

未熟だと思うからこそ向上心を持つわけで、巧いと思い込めば当然それは薄れます

人間、謙虚が一番ってことですね


あなたも自称・上級者の壁にぶつかっていませんか?

自分や周りをもう一度よく見てはいかがでしょうか