リメイク
SFCのRPG屈指の名作と謳われるクロノトリガーがリメイクされるそうです
実はこのゲーム、やったことありません
面白いからぜひやれと方々の友人から勧められたんだけど
勧められれば勧められるほどやりたくなくなるへそ曲がりっぷりを発揮しまして
結局今日までやらずじまい
じゃあなぜ今日この記事を書くのか
それは、クロノトリガーの影に隠れてイマイチ知名度、認識度の低い名作を紹介したかったから
はい、分かる人にはもう何のことか分かったでしょう
クロノトリガーの影と言ったらこれ、エストポリス伝記Ⅱ(以下エストⅡ)
エストⅡ(1995年2月24日発売)、クロノ(1995年3月11日)という発売日の近さもあり
話題はすべてクロノトリガーへ
FFの坂口、DQの堀井両氏が携わり、「スクウェアとエニックスの合作!」のように取り上げられていた当時
マイナーなゲームの続編が子供たちの目に留まることはなく
一足先に発売されたエストⅡを購入するような人はほとんどいなかったのではなかろうか
SFCのソフトって高いし、半月後に話題のRPGが出るのにわざわざマイナーゲー買わないよね
でもね、買ったわけですよこれが
エストⅠをプレーしていたこともあり、まったく躊躇いもなく
当時からへそ曲がりっぷりを発揮していたので、話題作に手を出したくなかったという下地もあったかもしれない
よくよく考えてみると、エストⅠをやっててよくⅡを購入する気になったな、と自分でも不思議に思う
ストーリーのつながりがあるからだったんだろうけど、まあストーリーがエスト最大の魅力なわけだけど
それにしたってⅠは酷かったと言わざるを得ない
街で情報集めて世界を渡り歩いて、といういたって普通のRPGなんだけど
なんというか、所謂お使いゲー
そしてそれをさらに億劫にさせる鬼エンカウント
ストーリー的にはベタな自分好みの物だっただけに、残念なゲームだった
Ⅰの話はこの辺にしてⅡの話
極普通のRPGだったⅠと打って変わって、ちょっと他とは違うゲームだった
フィールドマップはよくあるランダムエンカウントなんだけど
ダンジョンでは所謂ステップムーブシステム(以下SMS)と呼ばれる物を採用
『自分が動かなきゃ敵も動かないロマサガ』を想像してもらえれば分かり易いと思う
ダンジョン内がパズル的な要素たっぷりで、解けなきゃ延々とうろつかなきゃいけなかったので
これは嬉しいシステムだった
どうやらⅠの反省が活かされたようだ
結局のところエストⅡの魅力とはこのSMS、パズル的なダンジョン、Ⅰから受け継がれたベタなストーリー
そして古(いにしえ)の洞窟と呼ばれる地下99階まであるサブゲー
ちなみにこの古の洞窟、きちんとレベル上げながらB99まで行こうと思ったら5時間以上かかります
しかもノーセーブで それも死んだらB1からやりなおし
やったことないけど、古の洞窟のみをクローズアップしたゲームもあるらしい
グラフィックではやはり某メジャーゲームには劣るものの
BGMやゲーム性ではまったく引けを取らない隠れた名作
ゲームやってて泣いたのは後にも先にもこのエストⅡだけ
Ⅰをやっていた人間にあの最後のイベントは反則です
もし興味を持ったなら一度やってみてほしい
できれば糞システムの1をクリアしてから
スモークボール(逃走率100%)、せいすい(エンカウンド率減少)というお助けアイテムがあるので
やろうと思えばそれなりに快適に出来なくもないです
ⅠをやっていればⅡのラストが輝きを増す、そんな作りです
今更SFCのゲームがやれるかよ、と言われるとどうしようもないけど
間違いなくSFCでも屈指の一品だと保障します
えー、ちなみにこのエストシリーズは本来3部作で、98年にPSでⅢが発売される予定だったんだけど
開発中に版権を持ってた会社が倒産しましてご破算
後にタイトーが版権を買い取って『エストポリス伝記 よみがえる伝説』がGBCで発売されたわけですが
結局エストⅢが発売されることはなく、どこかで聞いた話によると
「エストⅢがタイトーから発売されることはありません」とのこと
叶わぬと知りながら未だに待ち続けてるファンもけっこういるのですよ…
とはいえ、エストシリーズの作曲をしていた塩生康範氏が亡くなったと聞いて(記憶違いだったらごめんなさい)
もうⅢ出なくてもいいかな、と思うようになった昨今
彼の作った曲あってこそのエストだと思うので、どうストーリーを締めくくるのか気にはなるものの
幻のまま、いつまでも美しい記憶として残るのも悪くないかな
さて、長くなってしまったのでこの辺で終わりにしよう
最後に一言、取ってつけたように言うのもファンに申し訳ないけど
そろそろクロノトリガーやってみようかな