この日もだんなさんは一人で朝散歩。
わたしは体調管理優先だからしっかり睡眠とってました。
さあ、今日はロワール地方へ小旅行です。
ロワールといえば素敵な古城がたくさんあって、
普通はその中の代表的な3つ位のお城をツアーバスでまわるのが定番っぽい。
だけど時間にしばられる団体行動のツアーを好まないわたしたちは
自力で行くことに。
それに、お城メインに見たかったわけじゃなく
一番の目的はジャンヌ・ダルクゆかりのオルレアンの街に行くことだったのです。
オルレアンはパリから見ると
ロワール地方の入り口みたいなもの。
で、せっかくだからお城も1つは見ようということで
ブロワ城へ行く予定にしていました。
ところがですねー。
やっぱりツアーに頼らない自力旅はトラブルがつきもの。
出発駅であるオーステルリッツ駅でオルレアン方面の切符を買おうとしました。
相変わらず係員のいない(少ない)フランスの国鉄駅。
でも、なんとかこれまでの経験で少しだけ切符を買う機械にも慣れたので
画面表示はなにがなんだかよく分からないまま、
たぶんこれだろう、って感じで操作していって、
結構順調に買えそうだったんです。
ところが・・・
現金は使えなくてクレジットカードか国鉄カードなんだけど。
もちろん、ヨーロッパで強いVISAカードを用意して行きました。が。。。
カードがはじかれちゃう。エラーになってしまう。
なんで???
よーく注意して見たら、どうやらICチップ付きのカードしか使えないということみたい。
旅行前の事前の情報収集ではそこまでは分からなかったよ~!!
今日は順調にいきそうだったのに、またまた壁にぶつかった。
さて、余裕もってきたけど、目的の電車に乗れるのか・・・
またまたわたしはてんぱってきた。
ともかく係員をつかまえてどうにかするしかない。
事務所っぽいところがあったので、中の男性職員にたどたどしく聞くと
「あっちにあるインフォメーションへ行け」という。
教えてくれりゃーいいじゃん。けち!
インフォメーションに行った。しかし。。
窓口に誰もいないじゃん。
どうなってんの?フランス。
あたふたしながら、あっちへ行ったりこっちへきたり。。
時間も迫ってきたし。。
てんぱる余り、自暴自棄になったわたしは思わず
「もう行くのやめようよ!」
なだめるだんなさん。
もう一度インフォメーションへ行ってみたら、女性が座ってた。
さっきさぼってたな、こいつ。。
英語でまたもやたどたどしく聞くと
彼女は英語がよく分からないらしく、
ただただ指さして、あっちへ行くように、とにかくあっちへ!! と必死にうながす。
相手もてんぱってたみたい。
指示どおりの方向へ行ってみた。
あった。対面で切符を買える窓口が。
なーんだ、ちゃんとあるじゃん。もう。。。
あきれながらも、ほっとする。
無事現金でオルレアン行きの切符を買った。
しかし、当初の予定の電車には間に合わず、
1時間遅れの出発となる。
この時点でブロワ城はあきらめた。
だんなさん的にはブロワはおまけで
オルレアンをじっくり味わいたかったみたいだから。
わたしも、べつにロマンチックなお城で夢見る乙女を演じるようなキャラじゃないから、
お城はどっちでもよかったので、
あっさりあきらめました。
だいたい、切符買うだけで、えらく疲れちゃったし。
オルレアンまでは約1時間。急行で。
車窓の風景がきれいだ。
ロワール地方へ近づくにつれてなんか空の青さがきわだってきて、
雲が低くて落ちてきそうな感じがした。
到着。
オルレアンの駅を出ると、けっこう駅前が栄えていて「まち」っぽい。
わりと都会的なんだなぁ、と思いながら、
さて、どうやって目的地へいくか。。
オルレアンの地図などの情報が、
ガイドブックでも、ネットでも、非常に分かりにくくて
ぶっつけ本番的にきちゃったのよ。
昨日できてしまったわたしの足のまめがすごく痛くなってしまい、
歩く距離をなるべく減らそうと
トラム(路面電車)に乗ろうとして、
どれに乗ればいいのか、乗り場で必死に路線図などを見ていたら、
にこやかで親切そうなおじさまが声をかけてくれました。
どこへ行きたいのか、って聞かれたので
ガイドブックに小さく載っていた地図の中のジャンヌ・ダルクの像を指さした。
おじさま、にこにこしながら、OKOK、って感じで、
こっちこっち、と教えながら、ずっと随行してくれた。
10分ほど歩いたかな?
ジャンヌの像のある広場に着いた。
そこにインフォメーションがあって、係の女性の人に
おじさまがフランス語でぺらぺらと
どうやら、わたしたちに、見どころなど親切に教えてやってくれ、と頼んでくれていたようだった。
おじさん、本当にありがとう。
ビジネスバックみたいなの持っていたから、仕事で外出中だったのかな。
おじさんは世話やくのが好きみたいで、
おじさんのほうが喜んで、固い握手を交わしてお別れしました。
そうそう、フランスは観光国だけあって、
主な市には、市の中心部に必ず観光案内所(インフォメーション)があるんです。
それで、詳細な地図をくれて、いろいろ質問に答えてくれます。
ジャンヌ像の写真を何枚もぱちりぱちり。
すぐ近くにジャンヌの家というのがあって資料館になっているのだけど、
午後の公開時間までまだ30分以上あったから、
先にロワール川を見に行くことにしました。
それにしても足のまめが痛くて。びっこひきひき、けっこう難行苦行。
あ、見えた見えた。ついにロワール川が。
わあ。豊かな流れだなあ。
水の色はリヨンのローヌやソーヌのほうがきれいだけど、
ロワールは水量が豊かで、大河って感じ。
川のほとりのベンチでしばし足を休めながら、流れをながめていた。
この下流のほうへ行くと、古城が立ち並んでいるのねー、と思いを馳せつつ。
さて、そろそろお腹がすいてきた。
ロワール川ではアンギーユ(うなぎ)がとれるそうで
伝統のうなぎ料理もあるとテレビで見てきたので、
魚料理専門店らしき店をのぞいて、聞いてみた。
しかし、今はアンギーユの季節じゃないらしい。
この時期はどこへ行っても食べられないよ、と言ってた。
そうこうしているうちに、食事の時間を逃してしまった。。
その辺のカフェなどは、みんな食事を出す時間が決まっているみたいで
昼食時間が終わってしまい、飲み物しか出さない時間に入ってしまったのです。
パリやリヨンでは、レストランはそうだけど、
カフェはいつでも食事できて便利だったのに、オルレアンあたりは特別なのかな・・・
あー、飢えた。
パン屋で買って食べようとも思ったけど、ちょこっと座れるような場所もなくて。。
仕方なく、アイスクリームで飢えをしのぎ、カフェでコーヒーを飲んでひと休み。
そろそろジャンヌの家に行こう。
狭いフロアだけど、3階まで展示されています。
事前勉強として、ジャンヌ・ダルクの映画を観てきたんです。
見学する上で参考になりましたよ。
記念に絵葉書を購入。
さて、もういい時間だ。パリへ帰ろう。
帰りは問題なく切符も買えて、乗りました。
だけど、急行でなかったみたいで、1時間半以上かかっちゃいました。
ホテルの近くのカフェで食事。
やっとありつけました。
フランスのカフェ定番メニューのオムレット。
ボリュームたっぷりで、サラダもいっぱいついていて、大満足。
なんていっても、テラス席は気持ちがいいです。^^
街ゆく人をながめながら、いつまでもぼんやりと過ごせそうです。
ホテルへ帰りました。
我が家へ帰ったようにほっとします。
ドタバタの自力旅を終えて帰ってくるから、勝手のわかったホテルへ帰るとほっとするんです。
明日はユゴー記念館を見学に行くので、
夜はだんなさんと一緒にユゴーの生涯についてのお勉強をしてから寝ました。
けっこうまじめでしょ。
っていうか、ある程度情報があって見に行くほうが
よく分かって楽しめるからね。
ああ、パリでゆっくりするのも明日が最後。
と、感傷的になる間もなく、疲れてぐっすり眠りました。