数年韓国に暮らした。
しばらく韓国とは離れていたけど、
なんだか再び韓国への郷愁が高まっている。
韓国人でもないのに「郷愁」というのは変かもしれないけど。
そのとき、
とってもホッとしたのです。
そして、力をもらったのです。
バス停に向けて全力疾走で走っていくおばあさんを見た。
「これ、いくら?アラ高いのね?」スーパーで知らないおばさんが、ワタシのカゴの果物を見て言った…。
自分なりの親切で接してくれる人たちに助けられた。
これ、ビックリしたけど、ワタシの価値観を変えるような出来事だった。
あ、自然体でいいんだ、って。
それまでのワタシは、つい人の顔色を見てしまう人間だったから。
現在のワタシはどうかって?
年齢を重ねてしぶとく生きられるようにはなってきたけど、
かの地で出会った人たちと比べて力強く生きられているかというと、
そうでもないかもしれない。
いろんな生き方があるんだ、そんな生き方もアリなんだ、
そう思わせてくれた韓国に感謝している。
ちょっと気持ちがヨワクなってしまったとき、
そのことを思い出すのかもしれないなぁ。