k.m.p.の、モロッコぐるぐる。/k.m.p. | Bon livre –いつか最良の一冊と出会う–


k.m.p.の、モロッコぐるぐる。


分厚い本じゃないのに読んでも読んでも読み終わらないっ
細かい書き込みがたくさんあって内容充実、読み応えあるわぁ。

k.m.p.の旅行記は、いいところも悪いところも事細かに書かれていて
リアルに旅行することを考えられるから好き。
私だったらこんな臨機応変に動けないだろうなぁ。

『旅のもちもの』のページでは、必需品のほか
「あげるためのペンや飴やシール」があるといいと。それは気がつかない!

マラケシュはペンキで塗った色じゃなくて自然な土の色がピンク。
「夕暮れ時は、さらに何もかもピンク」だなんて…見てみたい!

「モロッコ人はやさしい」と何度も書かれているから、よっぽどなんだな!
ムリに買わせようとしない、客じゃなくても態度が変わらない、
某国(エジプトかどっか?)と比べて気持ちよく旅が出来るという記述が多い。
それでも勝手にガイドしてお金をせびる人はいるみたいだけど。

おじさんたちが優しい、かわいい、っていう感想も多く書かれてる。
チケット売り場のおじさん、スープのおじさん、親切でなごむわ。

フェズはマラケシュと違って街の色は地味めだけど、
ご婦人たちの装いはカラフルでキュート。
犠牲祭はとても耐えられないだろうけど…。
羊の解体なんて直視できないどころか、その場にいられない!

そして『無限の青…シェフシャウエン』。行きたい行きたい!
どこもかしこも濃淡さまざまな青で塗られた町。
ドアや窓、フェンスが家ごとに違っていて、どれも可愛い。

この章は「目、近すぎ!」ってくらいじっくり読んだよ。

『オレンジの砂漠、メルズーガ』はアラビアンナイトの世界みたい!
砂丘のホテルはかわいいし、プールサイドの光景も王様気分…。

夕焼け空が大好きなので、砂漠のサンセットが見てみたい。

『きらきらトドラ』のホテルもかわいい。
山を越え谷を越え川を越え、
ハットリくんじゃないとたどりつけない秘境みたいなところにあるが。

マラケシュのカフェの、じゅうたんに低いソファに低いテーブル、
私も真似したい!めっちゃくつろげそう!
ハァハァなんて可愛いんだモロッコ(可愛すぎて息切れ)。

めっちゃ気の合う女友達と二人旅、楽しそうだなぁ。行きたいなー。
そのまえにめっちゃ気の合う女友達がいなかったわー。