これは、まだ読んでいないけれど読んでみたい作品の内容を、
あらすじから想像するというなんの参考にもならない記事です。
今回は『変身』です。
ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。なぜ、こんな異常な事態になってしまった のか……。謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。
(Amazonより引用)
虫にもいろいろ。人生いろいろ。男だっていろいろ。
っていうことで、重要なのは“虫の種類”ですよ。
注目すべきは「ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく」。
これ、巨大な虫が日常生活を送っていて周囲の人間が驚かないって、かなり特殊。
まず、Gでは絶対ありえない。半径3kmは大パニックになる。
あと、カメムシも除外。あの小ささであの臭さなのだから、
巨大化したら半径10kmは大パニックになる。
むしろパニックになる前に毒ガスで住人がどんどん倒れていくかも。大事件じゃないか!
だんご虫じゃないかなって。
グレーゴルはひきこもりで、毎日自室でごろごろしているだけの人間だったのでしょう。
誰にも会わなければパニックは起こらないし、
食事を運んでくるお母さんも、いつもドアの前に置いていくから顔は合わせないし。
『朝起きたら虫になってたんだけど質問ある?』とか
2chにスレたててるやつがいたらグレーゴルにちがいない。
もし人間に戻れたら、仕事を探して、ちゃんと生きようって誓うのでしょう。
いや、誓えるような人間ならいいけど、「働かない言い訳ができた!」って喜ぶかも。
お父さんが「外に出ろ!」って怒ってきたら、丸まって防御の姿勢をとるのかも。
あと考えられるのは、ホタル。
夜間の工事現場で交通整理のバイトをしていたグレーゴルが、
いつもどおり現場にいって、いつもどおり車を誘導して。
作業員たちが「なんか今日は明るくてやりやすいな!」って喜ぶのでしょう。
希望としては、蝉になったグレーゴルが、
7日以内に人間に戻らないと死ぬ…!と悪戦苦闘するミステリーですね。