京都男子/ワード | Bon livre –いつか最良の一冊と出会う–


京都男子: とっておきの町あるき


今まであった「○○男子」のなかでいちばん食いついた。
メガネにもスーツにも興味ねえ!京都男子!いいですねぇ!

浴衣で町歩きする系男子、着物でお抹茶たてる系男子、
祭りで山鉾ひく系男子、お寺でありがたいお説法を聞かせてくれる系男子…
そんなあらゆるジャンルのイケメンが一堂に…ッ!

っていうマニアックな本じゃなかったです。割と王道の京都ガイドでした。

第一章のテーマが『本とコーヒーがあれば…』だったから許すけど(上から目線)、
本とコーヒーがあればたいがい優雅な時間を過ごせますから許すけど、
京都男子が淹れてくれるこだわりのコーヒーってのもいいけど、
京都男子とコーヒーを飲みたいです。佐々木蔵之介さんと、最近読んだ小説の話でもして。

次のテーマは『時間を忘れる庭』。
わたし!京都で過ごすいちばん好きな時間が!
お寺の縁側に座ってボーッとお庭を眺めることなのです。
京都男子とぼーっとしたいです。佐々木蔵之介さんと、お天気の話でもして。

京都出身の有名人を、佐々木蔵之介さんしか知らないということに気づきました。
でもまさに私の想像する京都男子、私の好きなタイプの京都男子です。

今まで何度も京都旅行をしていて、京都男子と知り合うチャンスは1回もなかった。
旅先で出会って一瞬で恋に落ちれば、ゆくゆくは京都に住めるぞ…と
偽装結婚を狙う不法就労外国人みたいな想像は、幾度となくしたんですけどねぇ。

やっぱり邪念を見透かす能力を身につけてるのかな…。

オシャレな雑貨や癒しのスポット、洗練された逸品など…
何度もガイド本に載っている有名店もあれば、初めて知るところもあって、
また旅行に出かけたくなってきました。