やはり、このドラはマ進む方向性を誤った気がします。
もっとシンプルに、問題を起こした生徒に主人公がネットの引用をパクって神説教をして、親身になっていないのに生徒を救ってしまうという皮肉さを楽しみたかったです。
日本テレビ 土曜21時
「なんで私が神説教」第4話
主演…広瀬アリス
脚本…オークラ
演出…南雲聖一
今回は中学時代に暴行事件を起こしたことがあるので、そのレッテルをはられてきた海斗(水沢林太郎)が、名新学園でもクラスメイトの太一(島村龍乃介)を殴った疑惑が起き、退学なりそうになるという話でした。
海斗は森口(伊藤淳史)が作った退学させたいリストにも入っているので、森口にしたらしめしめでした。
しかし、静(広瀬アリス)は海斗がそんな生徒とは思えず、退学にならないように躍起となります。
海斗の話を聞き、海斗が中学での不祥事をうけて自分を変えようとし、そんな中で静が「SEE」と名乗ってアドバイスをしてくれるSNSを読み励まされていたことがわかります。
静はニートの時なのか、そんなことを既にやっていたんですね。
海斗役の水沢林太郎は「俺の話は長い」で清原果耶の恋人役をやった時から注目していた人でいつかはブレイクすると思っている人です。
「べらぼう」にも蔦重の店の手代役で出ていますが、いい役者になってきましたね。
親さえ同意すれば退学にはできるので、森口は海斗の母親(雛形あきこ)を呼び出し、同意させようとします。
この母親は離婚した海斗の父親がDV夫だったので海斗もそうなのだと、息子を全く信じようとしていない母親でした。
いやいや、いくらダンナは酷かったにせよ、息子は信じようよ…と思わずにはいられませんでした。
なので、静の説教は海斗に向けてより、むしろ母親に対してでした。
ここが何だかな~で、相当に心の傷があるだろう母親がそんなにすぐ変わるか?
とツッコミ入れたくなりました。
前回と違い、太一のウソがばれ、海斗の退学は無しになりましたが、どうも応接室での説教でなく、教室で生徒に向けての説教に戻ってほしいです。
単細胞で熱血っぽい浦見(渡辺翔太)は、裏の顔があるんでしょうか?
だとしたらなぜ静が人殺しという張り紙をしたのか気になります。
4話の評価は…7