昨日は、９月に亡くなった歌のお弟子さんの旦那様にお茶に招かれ、久々にお宅にお邪魔しました。

この時期は毎年恒例のクリスマスホームコンサートの練習で毎週通っていたのですが、まだ彼女がいなくなってしまったことを受け入れがたく、今日も行けば彼女に会えるような気がして、冬のこの時期にはリビングにいつも生けいられていたアマリリスの花をお土産に買って伺いました。

９月以来訪れたフラットは依然と何ら変わりなく、リビングのピアノも、弾いてもらうのを待っているかのようにたたずんでいました。

持って行ったアマリリスの花は花瓶に生けられ、完璧にいつものアドベントを演出しました。

これで故人がいれば役者は出そろい、今年歌うクリスマスソングはどれにする？と、いつもの練習が始まったでしょう。

その日は後から、ホームコンサートの常連だった故人の親友も訪れ、今にもコンサートが始まりそうな勢いでしたが、私はその後仕事だったので、現実に引き戻され、フラットを後にしたのでした。

一人残された旦那さんのことを故人の友人たちは心配し、交替で遊びに誘われるので、以前より忙しくしていると、７２歳になる旦那さんは嬉しそうでした。フラットの隣人も、彼の分も食事を作り、届けたりしているようだ。家族で過ごすこの国のクリスマス三が日も、あちこちからお招きがあるらしい。故人は天国から、まるで天使のように、彼を守っているんじゃないかと思えてくる。

死者の魂★スピリチュアルを信じますか