おばんですにっこり

たぶん今年最後の投稿になるかな?

今年はカイ君ROVERで1位、EXOアルバムEXISTで1位、첫눈初雪で1位!全部ミュージックバンクだったそうです!

あとMelonでSMアーティストのアルバムの中でストリーミング数1位はEXO拍手
ギョンスも6位!
 

 


Spotifyはカイ君3位、EXO6位! 

 

新しいグループの活躍が目覚ましい中でも
EXOの人気は衰えない!


そう感じた1年でした♥

セカイちゃんが入隊して寂しいけど…


EXO完全体見ないと死ねないと思ってるので
待ってますニコニコ

 

 


 

 



来年もEXOサランハジャ!
ベッキョンサランヘ♥ 



最終話


「さっ!ベク一緒に写真撮らない?」

「あれ?ベク…」

てっきり側にいると思ってたが
彼の影も形もなかった

嫌な予感がした

まさか



それから
園内をくまなく探したが見つからなかった

たぶん私のせいだわ

もっとベクに寄り添っていれば
こんな事にならなかったはず

ううっ
ベクごめん!

私がいつも傷ついた時に
寄り添ってくれてたのはベクだけ

それなのに

「テンにゃん!あんた1人で家まで
帰れる?」

「うん!大丈夫」

まだまだ遊びたそうなテンを置いて
私はベクの後を追う事にした

「ヌナ!ごめんね…」

こんな事態を招いたのは自分のせいだと
反省するテン

「何言ってんのよ?大丈夫!ベクの事
必ず見つけるから」

ベク…ごめんね
もう寂しい思いさせないから

「じゃ先に行くね!気をつけて
帰ってくるのよ」

「ヌナ!」

ん?

「ヌナとヒョンお似合いだと思うよ僕」

「えっ…」

「奇跡を信じてる!ファイティン!」


奇跡!?

この時
彼の言う奇跡の意味をまだ理解してなかった

「うん!絶対会える!信じてる!」


テンと別れたのは夜7時過ぎ
ベクが人間でいられる時間はあと5時間程度

二人きりのクリスマス
彼氏として過ごしたいと言っていたベク

彼がいなくなって気づいた
ベクの大切さを

私も最後に彼女になれたら…

そんな事を想い描きながら
それから
急いで遊園地を後にした

 
その頃ベクは

「はぁ…結局この様か…」


まさか
俺だけが人間になれたと思って喜んでた

しかし
アイツまでも人間になってたとはな

結局フウコにとって
俺よりアイツなんだよな?

はははっ
いい笑い草だ

「人間になったら…伝えたい事あったのにな」


彼の落胆は大きなモノだった


一方でフウコは

ハァハァハァ… 
ベク!どこに行ったの?

彼が行きそうな場所
いつもの散歩コースを回ってみたが

ベクの姿を見つける事は出来なかった

気づけばもう11時
彼が人間でいられるのはあと1時間

その時は刻々と迫っていた

「ベクーーっ!どこにいるの?
いるなら出てきてよ!」

無常にも時間だけが流れ
焦りは募るばかり

まさに後悔先にたたずとはこの事

「ベク…」

いつしか半べそをかきながら
あてもなく歩いていた

あと20分か…

ううっ
もう駄目かも
心が折れかけたが

そうだ!
彼と出会った場所はどうだろか?


最後にダメ元で
彼を拾ってきた空き地に向かってみる事にした

すると

街灯の下に立つベクを発見
ここに来た事は間違いではなかった様だ

「ベク!」

「フウコか…」

貴方をようやく見つけた

「いいのか?別に俺の事なんて
心配しなくてもいいのに…」


「心配何かじゃない!貴方に
会いたかった…」

「会いたかった?へぇ〜そりゃどーも」

彼は少しばかり
やさぐれていた

「ベク!ごめんね…私ったら二人きりの
クリスマス…」

テンまでも人間として帰って来たから
浮かれてしまって

すっかり貴方との約束を忘れていた私
最低だよね?

「別にいいよ!疲れて帰ってきたアイツを
追い出す訳にいかないだろ?」

それはそうなんだけど…
ちゃんとベクとの二人きりの時間を
作るべきだった

「それよかありがとな!俺を人間に
してくれて」

ベク…

彼は最後に私に伝えたかった事を
話し始めた

その頃から
ぽつりぽつりと雪が舞っていた


「犬のまんまだったら、こうしてお前と
話す事も出来なかった

「何より捨てられて死にかけた俺の命を救って
くれた…感謝しかない本当にな」

彼は空を仰ぎ
その姿は染み染みとしていた

「毎日の散歩にご飯…いつもご苦労だな」

「あれ?あと何分残ってる?」

「えっと…」

携帯で時間を見ると
残り僅か5分だった

「5分…」

「あはははっ…もうそんなにないのか?
悲しいな」


「ベク…やだ!このままでいてよ!
あんたがいなくちゃ…ふぇん…」

ベクがいてくれたから

悲しみのクリスマスを
楽しいクリスマスに出来たの

このままでいて
どうか人間として私の側で生きてよ

「泣くなよ!お前さぁ泣き顔超ーっブスに
なるからさ、気をつけろよ!あははははっ」

えっ…

「ちょっと!何よそれーーっ」

怒ってはみたものの

私は知っている

私が泣き止む様に
わざと彼は憎まれ口を叩いていると

彼らしい気遣いだ

「もう時間がない!フウコよく聞いてくれ」

ベクの真剣な表情に
別れの時が迫っている事を嫌でも感じた

しっかりと彼の姿をこの目に
焼き付けておこうと思うのに

涙で目が霞む

「もし人間になれたら…ずっと
言いたかった」

「俺はフウコが好きだよ」

ドキッ

好き?

彼は思いの丈を今全部
私に告げようとしていた

「あんたは俺のオアシスなんだ

私がベクのオアシス?

「フウコがいなかったら…俺は存在しないし
生きてる意味もない」

「俺はあんたの側に一生一緒にいる」

「例え犬に戻っても…あんたに新しい
人間のパートナーが出来ても
俺の気持ちは変わらない!

「大好きだからさ」


ベク…


「俺にとってあんたはかけがえのない人だ…
その事をこれからも忘れんな!いいな?

彼の一言一句が
私の胸に染み渡っていった

「ベク…ありがと…ふぇん…」

残り2分くらいだろうか?

もう時間はほとんどない事は分かっていた

最後に泣いてばかりじゃ駄目だ
そう奮い立たせ

私も彼に伝えなければ

「ベク!私も貴方に感謝してる
あんたにどれだけ助けられたか…」

いつも辛いと感じた時に
必ず側にいてくれる

それは人間になっても
同じだった

私の最強の味方

そして
最高の男

このまま私の特別な人として
私の側で生きてほしい

無理だと分かっていても
そう願うよ

「私もベクが好き!あんたと私も一生
離れない」 

「だって…」

だって
愛してるから

「いい事聞けたな!何だかんだで…
クリスマス最高だった」

ベク…
彼は私にすっと近づくと

「テンみたいに俺は何もあげれないけど…
俺はお前にこの心をやる」

「愛してる」

あっ

最後の最後だった

雪の降りしきる中
私達の想いは1つに重なって


雪の中へと消えていった





 
「今日はクリスマスだから今夜は好物の
マグロのソーセージだよ」

「にゃお」


テンは早速美味しそうに
マグロのソーセージを食べ始めた



あれから1年
平穏な日々を私は送っていた

クリスマスの魔法が溶けて
テンは猫に戻っていた

さっ
ケーキは後苺を乗せるだけ!

今年は頑張って手作りのケーキを用意した
食べてもらいたい人がいるから


「おっやるじゃん!美味そう」


あっ
ベク!

「お帰り」

「ただいま!いやーっ腹減ったな…
あっそうだ!ピザも買ってきたぞ」

「おっありがとう!」

何とね!
彼は完全に人間になっていた

どうしてなのか分からないが
奇跡が起きていたのだ
 
神様が情をかけてくれたのかな?

いや…たぶん

私達のお互いを愛する気持ちが
クリスマスに
奇跡を起こしたのかも知れない

「メリークリスマス!」


「メリークリスマス!」

今年も2人に聖なる夜が訪れた




出演者

EXOの光
天才アイドルベッキョン🍓




しなやかで美しい
WayVのオールラウンダーテン♥




BOYNEXTDOORの
魚王子イハン


ご協力ありがとうございました!

今年もブログに沢山の方にご訪問頂き
沢山のフォローも感謝しております!

お会いできたエリさん!
また絡んでください爆笑

まだお会いした事ないエリさん
いつか会えると良いですね♪

ちょっと推しが増えちゃって笑
てんてこ舞いな私ですが
来年もよろしくお願いしますにっこり

良いお年をお迎えください!

【画像等お借りしております(^_^)】