入社したばかりの新人って毎日がストレスの連続ですよね。
仕事の重責、職場の人間関係、客の応対……
いままで経験したことがないようなことをどっと一度に背負わされます。
「ツラい……」と思っても、一方で「これが仕事というものだ」と考えてガマンしている人がほとんどじゃないでしょうか。
だからゴールデンウィークが明けると会社に行きたくなくなる『五月病』なんていうのがあるんですね。
ただ、今年はコロナでちょうど5月くらいは出勤していなかった、という方も多いようです。
そして、ちょうど今頃、夏のお盆休みも明けて本格的に出勤するようになって、
『五月病』みたいな心境になっている新人さんって多いのではないでしょうか。
僕が新卒で最初に入った会社はかなりのブラック企業。
いうなれば就職活動に失敗してしまったんです。
なので、職種はとくに興味もない分野。
だから毎日がツラくて、つまらなくて、シンドくて、本当にひどかったです。
新人のほとんどがぶち当たる壁があります。
それは誰でもぶちあたるものであり、その人自身には責任はないのです。
新しい環境に飛び込んだからこその壁であり、本人の能力は関係ありません。
なので、壁にぶちあたっている方は自分を責めたりしないでくださいね。
新人がぶち当たる壁には以下のようなものがあります。
職場のタテ社会というのは学生のときにも部活で経験したりしている方も多いかもしれませんが、
独特なのは、派閥。そしてそれが出世に直接関係してること。
新人は最初は派閥ってよくわからないし、
派閥争いなんて漫画とかで読んでるなら良いですが、それが実際毎日の職場で気を使わなくてはいけないとしたら……
めっちゃめんどくさい!ですよね。
ほかにも、部長のお気に入りだから仕事しなくても許されるお局様がいるとか、
「そんなん知るか!」と言いたくなりますよね。
いまどきの会社はどこでも人手不足というのでしょうか、最小限の人員で最大限の量の仕事をやらされているところがほとんどです。
僕の友人からも、部署の人員減らされて、でも補充はない……みたいな話をよく聞きます。
そうなると当然、新人でも覚えなくちゃいけない業務が膨大にあることになります。
もちろん研修もあるでしょうが、3ヶ月くらいの研修で『即戦力』になって1人分以上の業務をこなせ、というのも無理な話です。
いま部長職にあるくらいに人たちが新卒だったときには、インターネットもなかったし、パソコンも職場に1人1台なんてありませんでした。
だから、仕事といっても”秒を争うこと”なんてそれほどなかったはずです。
携帯電話も普及してなかったら、営業マンが外にでたら本人が会社に電話してこない限り連絡がとれません。
ところがいまは、なんでもオンラインでつながっていますから、いつでもどこにいても管理されている。
そして、さまざまな調整、修正、実行がパソコンで簡単にできるようになったために、逆に「はやくはやく」と強いられる結果になっています。
テクノロジーの発展のせいで、逆に人が常に時間に追われる状態になってしまっているのです。
社会に出たとたんにこんなストレスフルな生活にさらされる新入社員。
下手をすると心身の健康を損なってしまいます。
実際、僕がそうでした。
僕は完全に病気になる前にかろうじて逃げ出しましたが、ガマンして病気になってしまう方も多いかも。
そのようなリスクを回避する方法はただひとつ。
それは、『手を抜くこと』です。
僕の知り合いで、
真面目で、手を抜くことができない人というのは
健康を壊すところまで行ってしまっているように思います。
せっかく入社した会社で健康を壊すなんて絶対に回避しなければいけません。
なので、
「毎日がツラい……」
という新卒さん。さっさと仕事の手を抜いてラクになってください。
おそらく、そうですね……今の3割くらい手を抜いてもあなたの会社は潰れません。
しかし、今のままではあなたが潰れてしまいます。
だからツラい仕事は手を抜いて、自分のための準備を始めましょう。