アントニオーニと「桐島、部活やめるってよ」 | Moony's Train

Moony's Train

むーにーかねとしの写真日記 鉄道日記はhttp://moonybonji.blogspot.jp/


The Case of living with penguin.
みなさまいかがお過ごしですか??

9月11日夜、仕事で担当したイベント終了後、38℃を超える発熱・・・
その後、見る見るうちに40℃を記録!!そのまま数日間、38℃~40℃をさまよっていました。。。

診断から申し上げると、扁桃炎からの熱。
子供のころは扁桃炎持ちだったんですけどね。。。
社会人になってから熱が出なくなっていたのですが。
会社は復帰しましたが、まだ軽くのどが痛く、耳鼻咽喉科に通院する日々です・・・

さて、全く関係がないのですが、療養中にミケランジェロ・アントニオーニ監督の「赤い砂漠」を見ました。・・・といっても、もう、最初に見てから見るのは10回目くらいかなw


ボクはこの映画を「モニカ・ヴィッティのポートレート」と思っています。
・・・って、モニカ・ヴィッティは終始困った顔、ずっと苦虫を噛み潰したような、「何かお困りですか?」と声をかけたくなる感じなのですが・・・

で、そのポートレート=人物を表現するために、背景がもたらす効果が最大限に出ている。
その背景とは、「工場」!!
ホント「工場萌え」な視点から見ても、「赤い砂漠」の工場の描写は美しいのです。。。

そんなこんなで、熱にうなされながら、アントニオーニの映画評なんかを懐かしく考えていたとき、「ただならぬ映画がある!!観るべし!!」との指令がwww


その映画は・・・「桐島、部活やめるってよ」
そして、先日、見てきました!

アントニオーニの「赤い砂漠」も、「桐島、部活やめるってよ」も、はっきり申し上げて、見た後すっきりしないwwwおそらく誤解を恐れず申し上げると、エンターテイメント映画ではない。

しかし、こんな映画が必要な時がある。心を抉られたい時もある。重苦しい空気、切ない空気がちょうどボクの病後のココロにシンクロしてくる感じ。。。
文脈的に見るのではなく、その空気感を共有すること。。。それは映画だけじゃなく、写真でも持てるものなんじゃないかな??

今日はここで突然blogを終了してみたりw

明日は、Roonee247さんのワークショップ「手焼き職人とのコラボレーション」行ってきます!

赤い砂漠 デジタルリマスター版 [DVD]/アイ・ヴィ・シー
¥3,990
Amazon.co.jp