『図形と数が表す宇宙の秩序』ルイ・グロース著から📝✨
古代エジプトでは宇宙の調和が擬人化されて女神Maatになったそうです。
Maatは「法」「真理」「正義」を司る
女神Maatは髪に羽根を指した女性の姿で表され、この羽は、真理の象徴とされ、死者の魂を量るために使われました。
人が死ぬと死者の審判において死者の過去の罪を裁くとされた。アヌビスが計量する天秤の片方に死者の心臓、もう片方にMaatの羽根を載せ、知恵の神Thothが書記として結果を記録します。
この時、心臓が羽根より重い場合は、過去に悪行を犯したということが分かる。その場合怪物に心臓をを食べられ永遠に復活できないと考えられていた。
死者の審判では、Thothが死者の心臓を計り、名簿に死者の名前を書き込む。
古代の書記官が真実を書き込むようMaatとThothが保護し、監視したと考えられた。