​単純に〈手〉だけで言えば、全くピアノに向いていない。

 


私、ピアノを弾く人としてはもちろんのこと、

一般的に考えても、相当、手が小さな部類なのです。


小学校高学年以上で、私より、手が小さな生徒さんはいませんし。


1番小さなサイズを選んでも、ゴム手袋や軍手の指先部分が余りまくりますし。



今までピアノを弾いてきた中では、


小さくても指の太さがあること(見た目的には、大変によろしくないのですが)、 


そこそこ指と指の間が開くことでどうにかなってきた部分が大きいので、


まあ、指が届かなくて弾けない曲はあるけど、

それは仕方ないよね。

小さいけど、そこそこには、ピアノ向きの手なのかもね。


などと、呑気に思ってきていたのですが、

最近、気付いてしまったのですよ。



生まれ持った指の分離性が、とんでもなく悪いということに。



中指と薬指の分離が悪いことは分かってはいましたが、

それは人並みだとずっと思っていて。



でも、日々、生徒さんの手と向き合っているうちに、



ちょっと待て。

私ほど3と4(中指と薬指)がくっついている人、うちの生徒さんには、もしや、いないのでは。



と気づいてしまったという。



もう、がっくりですよ。



35年ピアノを弾いてきた私が、そこそこ練習しないと弾けない部分を、

中学生が、何回かリズム練習したくらいで弾けたりしていますから。



嘆いていても仕方がないので、

ここしばらく、指の分離のための練習を増やしたりなどはしているのですが、


サイズにせよ、分離性にせよ、

単純に手のことだけ言えば、私は、全く、ピアノ向きではないのですよね。



逆を言えば、それでも、ある程度はどうにかなる!ということで。



恵まれた手の持ち主ではないからこそ、のレッスンを提供していく所存です。