​コンクール指導初心者、本気勢の凄さを知る。



コンクール挑戦話の番外編。


今回、♡ちゃんが挑戦したヴェルデ音楽コンクールには、課題曲コースの他に、自由曲コースもありまして。



噂には聞いていましたが、

自由曲コースに参加している小・中学生のほとんどが、


全国開催某コンペか地元開催某コンクールの課題曲でのエントリーでした。



某コンペ参加勢については、地区予選がちょうど2、3週間後という時期でしたので、

リハーサル代わりとするのに最適だと思ったのですが、

びっくりしたのが地元コンクール勢。



課題曲が発表されたのが4月はじめ。


そこから、2ヶ月弱で、舞台に乗せられる状態にまで仕上げ、


7月末の予選・8月の本選まで弾き込んでいく。



純粋にすごいなーと。



実は、私、この地元コンクールには、高校生の頃に、

大学音楽科受験へ向けての【人前で弾く練習】として挑戦したことがあったのですが、

予選すら通過していないのです。



今回、本気勢は6月はじめの時点で仕上がっているということを目の当たりにして、


そりゃあ、あのときの私、落ちて当然だわ。

6月はじめの時点なんて、確か譜読みも終わっていなかったような。

気合いからして全く違う。


と深く納得したのでした。



昔はどうだったのかわかりませんが(何せ私は街の教室で呑気に育ってきた人なので)、


今って、小さな頃から親子で本気で難しいコンクールに取り組んでいる皆さんは、


普段からの長時間練習はもちろんのこと、


ホールでレッスンしたり、

スタジオやホールを借りて練習したり、

師事している先生から紹介された、更にレベルの高い先生にレッスンしていただいたり、

全国開催のコンクールとなれば、予選会場をいくつも掛け持ちしたり、

受かりやすいといわれる地域へ遠征したり、


などしているわけで。



呑気に育ってきた私などからすると、そこまでしないといけないのか...と思わないでもないのですが(決して否定しているわけではなく)、


どんな世界でも、極めるとなれば大変なわけですし、

厳しい世界で揉まれてこそ、見える景色もあるのでしょう。




いやーしかし、すごいな。

課題曲が発表されてから、2ヶ月弱で舞台に上げられる状態にまで持っていけるものなのか...


しかも、そこから2ヶ月高く、磨き続けるのか...

すごい。本当にすごい。