​多分、時代遅れなのだと思う。



某SNSで、バレエの指導者の方が、トゥシューズを履かせる年齢について言及していらっしゃいました。



近年、トゥシューズをあまりにも早くから履かせる教室が多すぎる。

本来、トゥシューズというものは、身体条件や技術が揃ってから履かないと危険なものなのに、と。


少し内容にはフェイクを入れています。



偶然目にした、そちらの投稿に深ーく頷いてしまったのは、ピアノ教室業界も似たようなものだから。



成長中の小さな手で、手に合っていない難曲を、

信じられないくらい長時間練習して、


すごい音量でバリバリ弾くことが評価されがちなことが、個人的には、あまり好ましいとは思えないのです。




でも、インスタでもYouTubeでも、

技術的には大人顔負けの演奏をする小学生が溢れていて、


ご自分のお子さんと比べて、焦ったりなさる保護者様もいらっしゃって。




小学生のうちは、年齢や能力などに合った曲を、適度な練習時間で弾いて、


その他の時間は、お勉強したり、本を読んだり、他の習いごとをしたり、遊んだり...という方が個人的には理想だと思うのですが。




この考え方、時代に合っていないのだろうなー...と思わざるを得ない今日この頃。




でも、その一方では、楽器すらも用意してくださらないご家庭も増えているという話も聞いたりなどして(1番驚いたのは、絵本についている鍵盤で練習させようとしていたご家庭の話←当ピアノ教室の保護者様ではありません)、


ピアノ教室に求められている役割というか、ピアノ教室に集われる保護者様の意識というものも、二極化してきているのかもしれません。




そう考えると、私の立ち位置というか、考え方というのは、あまりにも中途半端すぎるわけで。




平日は4時間、休みの日は8時間練習してください、ピアノはグランドにしてくださいね。みたいなのも嫌ですし、


だからといって、キーボードで充分だし、なんなら練習しないでいいですよ。いうのも嫌。


 


どちらかに振り切らないと、もしかすると、今後、生き残っていけないのかもしれませんが、


それでも両者の中間を目指してやっていきたいです。




需要がある限りは。