今治城の天守最上階に、今治城から北方向を眺めた写真が掲載されています(下写真)。この写真で、中央から右寄りに、地上23階のひときわ高いビルがそびえています。これが、今治国際ホテルです。

今治城天守から望む今治国際ホテル
今治国際ホテルの高さは101.7メートル(地上22階建て)であり、愛媛県内で最も高い建造物です。四国全体で見ても高層ビルの数が少ないため、四国トップクラス(第4位)の高さを誇る超高層ビルとして広く知られています。
ホテルの所在地は、JR今治駅から南に歩いたところ、今治駅と今治城のちょうど中間位置にあります。決して繁華街ではありません。
今治国際ホテルの1階ロビーは、内装がとても豪華であり、さらに大きな船舶の模型が数多く飾られています。その中のいくつかを以下に示します。

おれんじホープ
運用者 四国開発フェリー
建造所 今治造船今治工場

IMABARI LNG

エアロシタデル
エアロ・シタデルに主機関用排ガス浄化装置:SOxスクラバーを国内初搭載
2016年03月28日
今治造船株式会社は、3月24日国内船主向けに建造した84,000載貨重量トン型ばら積み運搬船M/V ”NADESHIKO“に富士電機株式会社製SOxスクラバーをバラ積み運搬船としては、国内で初めて搭載しました。
なんでこのホテルは、このように船舶模型を数多く飾っているのか、不思議に思って調べて見ました。
その結果、ここ今治国際ホテルは、経営主体が今治造船の関連会社であることが判明しました。
普段、お城めぐりで利用する宿泊ホテルは、だいたいは多くの宿泊客で賑わい、そのうちの多数が外国人です。しかし、今回訪問したここ今治国際ホテルは、ロビーで行き交う客はわずかであり、繁盛しているように思えません。今治駅からこのホテル、さらに今治城までの道すがら、多くの人が行き交う景色を見ることもできません。このような町に、このような高層のホテルを開いて、果たして経営は成り立つのか、疑問に思いました。
そこでGoogleAIに聞いてみたところ、今治造船関連の会議その他のニーズがあるので、ホテルとしては経営が成り立っている、との回答でした。
今治国際ホテルに宿泊した日の夜、夕食はこのホテル内の中華料理店を利用しました。とてもおいしい中華料理を食することができました。GoogleAIに聞いたところ、
『今治国際ホテルの地下一階には、本格的な広東料理が味わえる中国料理「龍宮」(りゅうぐう)があります。リーズナブルなランチから、贅沢なディナーコース、アラカルトまで幅広く対応しており、今治市内で本格的な中華を楽しむならここと評される人気店です。』との答でした。
一方で、けっこうな席数を有する店でしたが、利用している客はわれわれ含めて2組だけでした。この点も、「経営は成り立っているのか」との私の疑問の源でもありました。
GoogleAIによると、ホテルの経営が成り立っている最大の理由は、親会社が日本最大の造船メーカーである今治造船株式会社である点です。グループ全体の財務基盤が非常に厚いため、一時的な景気の波や社会情勢の変動があっても、経営が破綻するリスクが極めて低いです。世界中から今治へやってくる船主(船の買い手)、船員、商社関係者などのビジネスエリートが、今治造船の客賓として必ずこのホテルに宿泊・滞在します。これにより、一般の観光客だけに頼らない「確実な高単価需要」が年間を通じて確保されています。