大学の試験が終わり明石の病院に向かいました。

途中姉から電話がありました。母が便でパジャマを汚したからオムツを買ってきてほしいと言ってるという事でした“オムツ”と思いながら買っていきました。

 

病室に行くと母は見なれない新しいパジャマを着ていました

予備が2組あったのでなぜわざわざ買ったのかと姉に聞きました。姉が朝来ると母は便で汚れたままのパジャマで寝ていたそうです。

夜中にトイレまで間に合わず汚してしまったと言うことでした。一応ナプキンをしていたのですが量がそれ以上だったようです。母は朝の8時に深夜の看護師にお金を渡してパジャマを買ってきてほしいと頼んだようですがまだ売店が開いてないといわれたようでした。私が同じ場面の看護師なら確かに売店まで買いに行けないかもしれません。

でもそれよりもなによりも便汚染のパジャマのままというのがおかしいと思いました。病棟におそらく手術前の衣服や予備の物があってもいいはずだと思いました。便のついたパジャマを誰が好き好んで着つづけるか、考えてほしいと・・・・

そして母が自分からオムツという言葉を出させた気持ちを考えてほしいと思いました。

「もしまた今度予備のパジャマまで汚れて便の付いたパジャマを着るぐらいならオムツを付けてたほうがましやわ。」

と言った母の気持ちが痛々しく感じました。私も同じ看護師です。忙しい病棟ということは百も承知です。でも、出来れば何か手段はなかったのか?と私のほうが落ち込んだ一日でした

デイビッド キセイン, シドニー ブロック, David W. Kissane, Sidney Bloch, 青木 聡, 新井 信子
家族指向グリーフセラピー―がん患者の家族をサポートする緩和ケア