見逃した4つの警告 ラスト

 

心停止までの秒読みの中、

 

最大のチャンスだったクリニックでの診察も

 

「胃が痛いです」😱

 

「胃腸炎ですね」👨‍⚕️

 

で逃し、行きよりもさらに酷くなった

 

異常な倦怠感を、努力と根性で乗り越え

 

家にたどり着いたあと

 

私は、とにかく辛くてしんどくて

 

胃腸炎の漢方薬と錠剤を何か飲んで

 

ベッドに潜り込んだ。

 

 

私は、これまで、具合が悪くなったり

 

怪我をしたりしても

 

比較的、治りが早いタチだった。

 

薬が効かない・・・ということもあまりなく

 

素直なのかなんなのか

 

ちゃんと復活していくタイプの人間だった。

 

 

しかし、この時は違った。

 

朝になったら、少しは良くなってるだろう・・・と

 

思いながらその夜は寝たのだが

 

次の日も、一向に良くなっていない。

 

よくなっていないどころか、

 

身体の怠さはますます酷くなっているように思えた。

 

 

この日、夫は重要な仕事があったので

 

とにかく行かなければいけなかった。

 

朝から、その準備でも忙しかったので

 

ろくに会話もせず

 

私はベッドの中から手だけ振って、彼は出て行った。

 

 

 

 

 

そのあと、どう時間が過ぎたのかは覚えていない

 

 

けど、渡された薬を飲んで

 

ひたすら体を休めて寝ているはずなのに

 

時間を追うごとにどんどん酷くなっていく。

 

空が暗くなりかけた夕方には

 

自分の力で頭を持ち上げることもできなくなってきた。

 

 

 

このあたりで気がつけばまだ良かった。

 

薬だ、と渡されたものを飲んで寝ているのだから

 

よくなるはずなのに、悪くなっていく。

 

インフルエンザの時の3倍ひどいぐらいの

 

全身の筋肉痛みたいな痛みも広がり出した。

 

 

 

そりゃ、よくなるはずがない。

 

心臓が止まりかけていたこの時、飲んでいたのは

 

穏やかな効き目の胃腸漢方薬。

 

それでなんとかなる話ではない。

 

 

 

なんで、そこまで我慢して頑張っちゃったの?って

 

思われるかもしれないけど・・・

 

すでにこの時点では、辛過ぎて思考停止状態だった。

 

なので、1人で寝てた私は、自分では何もできなくなっていた。

 

 

この日は、夫はその重大なイベントがあったおかげで

 

家にはいなかったのだが、早く帰ってきた。

 

普通だったら、何かイベントがあったら

 

仲間と飲んで帰ってくるタイプだけど

 

その日は、終わってまっすぐ帰ってきた。

 

だから間に合った。

 

 

 

もし、彼がいつものように

 

「終わったから飲み行こうぜ!」とかやってたら

 

家に帰っていた時には、違う光景を目にしていたかもしれない。

 

そうなったら自分を責めただろうな・・・・

 

 

 

とにかく、いろいろ噛み合ったおかげで私はまだ生きており、

 

夫が帰ってきて救急車に押し込んだ直後に心停止だった。

 

 

 

よくなるはずのことをしているのに

 

明らかにどんどん悪くなる

 

 

 

これは、やっぱり異常の警告なのだ。

 

 

当たり前だけど・・・・

 

 

 

 

 

続きは次回。