🎵ア、サテ、ア、サテ、サテハナンキンタマスダレ🎵 (下ネタ好きなあなた、フレーズの中のお好きなところに句点を入れ、あくまで個人的にお楽しみ下さい)

 「さて」とは、どの「さて」かという前に、日本の農業の、少し先の未来予想図についてのお話を、ちょっぴりだけいたしましょう。

 もう20年くらい前の、ボンディが新規就農する頃から、パイプハウス内にて、温度·湿度の、マイコンによる自動制御や、ラジコン飛行機による農薬散布、天気予報や単価相場と連動しての、シュミレーションソフトによる出荷調整システムなど、現在のAI農業の前身となる技術はありました。 が、皆さんも知るように、この10年くらいの技術革新は、そのペース凄まじく、農家の高齢化や慢性的人手不足、あるいは高止まりする人件費などの社会的条件や、昨今の「SDGs」やら、何とか国際規格やらなどの時流も合わせて、生産現場のAI化は今後ますます進展いくことは間違いありません。

 想像力豊かなボンディの頭の中では、例えば、新型コロナで打撃を受けた半導体メーカーが、大規模なハウス群で果菜類や果樹を育てて、それが彼らのメインビジネスになっているようなイメージが広がります。彼ら得意のAIの最前基地となるでしょう。
 地球温暖化も進みますから、高温性の植物がうってつけです。東北や北関東の山の中で、パパイヤやマンゴー。奇をてらって、スターフルーツやドラゴンフルーツなんかも良さげですね。本州が亜熱帯化していけば、経費も圧縮出来ますしね♡

 あるいは、新型コロナのせいで人を乗せる機会が減った航空会社、人を乗せる代わりに、日本のパッションフルーツを乗せ、ロシアにでも輸出するのもいいでしょう。(機体の横に「日本より愛を込めて」とか描きますか)

 「さて」、今現在、日本の人口の1.4%ほどしかいない、農業者の皆様、農業のAI化が進む、これからの時代、あなたはどこに向かって進みますか?

 簡単にお話ししますよ。

 1.積極的にAI化を推し進める。手法としては、法人化や地域の仲間達と連携して投資する。又は、企業、自治体などが主体のビジネスの下、生産現場の管理者として働く。

 2.これまでと変わらず、AI化に頼らずに、地の利を考慮した適地適作を心がけ、少量多品目栽培などによるリスクヘッジもわきまえつつ、地域内循環など生活環境に配慮した上で、良質の生産物を作り続ける。

 3.既存のノウハウを活かしながら、安価で導入し易いAI技術を採り入れる。

「さて」、あなたのチョイスはどれ?

 ボンディはもう決めています。 2.です。 就農当初、タダで土壌診断してあげるという行政マンの誘いに乗って、自分の土を調べてもらったところ、「チッソもカリもリン酸も不足しているので、肥料を多投するように」との診断が下されたのに頭に来て、一切の数字に頼ること無く、自分の五感だけを頼りに、「美味しい」を求め続けて、結果もちゃんとついてきていますから、ボンディはこれからも、この「ニュアンスを感じ取る」農業を続けていこうと思っています。 又、ボンディは純粋な個人主義者でもあるので、「管理者」より、「表現者」の方が気楽です。
 他のお百姓の皆さんも、ご自分の人生上の美学でもって、真剣に選んで下さいな。

 

 最後に、ボンディから、農業の(未来の)後輩達に一言だけ。

 

「Farmers,be ambitious!」
 

消費者はいつだって君のパッションをこそ求めているんだよ♡

 

(BGMは、スピッツの「つぐみ」でね)