名古屋に来ました!
■本日の出演者
ジーザス・クライスト…金田 俊秀
イスカリオテのユダ…金森 勝
マグダラのマリア…高木 美果
カヤパ(大司教)…金本 和起
アンナス(カヤパの養父)…吉賀陶馬 ワイス
司祭…阿川 建一郎
佐藤 圭一
伊藤 潤一郎
シモン(使徒)…本城 裕二
ペテロ(使徒)…飯田 達郎
ピラト(ローマの総督)…青井 緑平
ヘロデ王…星野 光一
【男性アンサンブル】
赤瀬賢二・山本伸夫・小野功司
神山 隼・染谷 裕・上出 匡高
藤山 大祐・ソ ジョンス・嶋野 達也
川畑 亮・松田 逸平・中村 伝
武智 正光・玉真 義雄
【女性アンサンブル】
宝生 慧・ジョン ジヨン・稲垣 麻衣子
伊藤 志保・キム ミンヨン・上條 奈々
小島 由夏・松尾 千歳・光川 愛
濱村 圭子・ソン インミ・石倉 康子
■座席
S1席B列23番
どセンターに恐縮です…。
手を伸ばせば触れられそうな距離ってすごい![]()
■序曲
淀んだ空気のような曲の中、金森ユダが、す…と現れたときのあの存在感。
私はジャポメイクの金森ユダが大好きです。
なんとも言えない美しさがあります。
一気に大八車を駆け降りる群衆。
それを冷徹な表情で見る司祭たち。
なんて美しい絵なんだろう!
ここの組み体操のような一瞬のポーズがすごくカッコイイです。
スーパースターが流れ、ジーザス登場。
あ、そうそう。
上出withフレンズも見れました![]()
確かに群衆を先頭で率いる上出さん輝いてました(笑)
■彼らの心は天国に
すっかり寺田ユダのテンポに毒されてしまいましたが、やっぱり金森ユダが一番です。
「わたしは…今っ…」の囁くような始まり。
冷静で知的さの溢れる歌声です。
「ジーザース!!」はまるでジーザスに目を覚ましてほしいと懇願するような。
痙攣のような身体のコアから突き出る言葉。
ユダの後ろには、飯田ペテロ。
更にその後ろにいるのは、群衆の星野さんでした。
独特なメイクだからわかりやすい。
■何が起こるのか教え給え~不思議な出来事
ジーザスの言葉に触れて表情を変化させる群衆が興味深いシーン。
そして上手のユダの表情は誰よりも秀逸です。
ジーザスが「他の誰より私の心を知る者はおまえ」とマリアに歌うと、信じられないというような表情でジーザスを見つめていました。
そしてじわじわと嫉妬や怒りが沸きだし、ジーザスにわかってほしいとぶつける。
しかし「愚かな者たちよ、お前たちは私のことなど案じてはいない!」と群衆ごと一蹴。
そのときユダが大きく目を開く姿は、本当に胸が痛みます。
■ジーザスは死すべし
今や群衆が離れつつある。
遠くから群衆の「ホサナ」「スーパースター」が聴こえてくるところがすごくいいです。
伊藤司祭の声はやっぱり断トツで渋いのですが、この司祭ズの安定感はほんとうにかっこよすぎます。
リハーサル見学会での佐藤さんのさりげない歌声ですっかり注目の人に。
佐藤司祭もいい声だー。
それにしてもヨハネも殺し、ジーザスも同じようにしてやろうと企てる彼らは本当に悪ですな。
伊藤司祭が見せる悪人スマイルがやばいです。
ほっぺと目がポイントですね!
■今宵安らかに
ジーザスは自分の死が見えている。
そんなジーザスの気持ちをマリアは直感的に気付きいたわります。
ジーザスの表情がふと緩む瞬間です。
しかしすぐにユダが入ります。
ユダもやはりジーザスに救世主としての姿を求めていたのでしょうか。
「私がいるその間に道を求めよ、さあ行くのだ、その道さえ見失うぞ、私が去ったあとはー!」
ジーザスが死を見据えているんだと思うとぐっと来ます。
ユダとユダ派の三人がぽつんと残り、ユダは振り切るように走り去る。
このときの金森ユダの走り方が可愛すぎる…(不謹慎)
■ホサナ
上手の上出さんが熱い。
ホサナはみんな希望に満ちていて大好きなシーンです。
そして私がとっても気になる女性がひとり。
すっごく素敵なんです。
高めの歌声がキレイで、全力で。
小柄で、肩上のセミロングで耳から上の髪を後ろで縛ってる方。
誰だかわかる方教えてほしいですっ![]()
■狂信者シモン~哀れなエルサレム
ホサナから一変し、何かに怯え出す群衆。
あのトランペットのような音が圧政のローマを表しているのかなと思いました。
やっぱ本城シモンは気持ちいいです!歌声が!
CDも好きなんですけど、本城シモンのあの高音を聴くとめちゃくちゃテンションが上がる![]()
カッコイイなあ、シモン![]()
ローマからの解放をついに実現できる救世主を見つけ、ジーザスを祭り上げる群衆たち。
でもジーザスは複雑ですよね。
自らの思いや意思とは違うものを求められてしまうんですもの。
この辺のすれ違いが後に大きく群衆心理を変化させるポイントなんですよね、きっと。
■ピラトの夢
青井さんもいいけれど、村さんのピラトやっぱよかったなあと。
■ジーザスの神殿
ガラの悪いおにーちゃん、おねぇちゃんがたくさんで怖いです(笑)
飯田さんがなんか不思議な被りものをしていました(笑)
耳をつんざくような「ホアーーー!!」という叫び。
金田さん、すごい喉です。
「出てゆけぇぇーーー!!」は群衆を威嚇するように突進し、感情があらわに。
病人シーン。
リハーサル見学会ではジーザスの表情があまりに「無」でちょっとがっかりしていたんですが、やはり本番は違いました。
期待に応えようと始めは手を握るものの、みな「自分が、自分が」と押し迫る群衆に徐々に困惑の表情へと変化していました。
■今宵安からに~私はジーザスがわからない
西さんのマリアはもう見れないんですかね(涙)
あの震えるような、自分の初めての想いに困惑するような、想いとともに涙が溢れるマリアがとっても好きでした。
高木マリアもふとジーザスを見て、近づけないわとばかりにふっと体を背けるのがよかったです。
■裏切り~賞金
ちょっぴり擦り足が苦手そうな金森ユダがかわいい…。
悩み、苦しみ、懇願しながら歌いあげる金森ユダの声が本当に素晴らしい。
アンナスの放った銀貨を掴み、顔を上げると…別人格のユダがそこにいました。
もうひとりの人格が入ったような目。
そしてその目が私のすぐ目の前にありました。
自分でも何を言っているのかコントロールできないような、虚ろな言葉をこぼすユダ。
ここは凄い席です。
ユダのあの視線の先に座ってるんですもの。
瞳は合っているのですが、ユダの目は何も見ていなくてひどく虚ろ。
自分の頭を通して遥か先を見透かしているような目。
でも吸い込まれそうくらい美しく、力強い。
ゆっくりと起き上がると銀貨の小袋が揺れ、微かにシャリン…という音がしました。
今まで気がつかなかった!
そしてこの銀貨の音でユダが我に返るんですね。
はっとし、魂が体に戻るのがわかりました。
なんてものを手にしてしまったんだと、恐ろしくなり銀貨を握った手を遠ざける。
その直後に背後に気配を感じ、振り返るとジーザスが。
■最後の晩餐
「最後だ、友の手でこのときを迎えるのは辛い」
ユダを「友」と言っていることに切なくなります。
この後のジーザスとユダの応酬がすさまじかった。
「あなたを見ていたかった」ユダのこのセリフが好きです。
「ゆけ!ゆけぇー!」と叫ぶジーザスも傷ついているんですよね。
ユダが去り、ひとりぼっちのジーザス。
寂しさを感じているようでまさに人間のジーザスに見えます。
■ゲッセマネの園
父なる神との対話。
初めてこのシーンで感動しました。今までわからず、すいません![]()
ロングトーンは圧倒。
なぜ?なぜ?と問いながら、神の御心のまま死ぬ覚悟を決める感情の爆発。
金田ジーザスの声は濁りのない美しい声ですよね。
そこにユダが現れます。
「ユダ…裏切るのか…、お前は」と弱々しく呟くジーザス。
結局、ユダもジーザスもお互いを必要としあっているんじゃないの…
と何とも言えない気持ちになります。
使徒が眠りから目が覚め、ペテロソロへ。
飯田ペテロはここが辛そうな歌い方でした。
群衆の心はすでにジーザスから離れています。
ジャポメイクは一変した表情が本当に栄えると思います。
■ペテロの否認
ペテロに「知らない」と言われたジーザスの背中と横顔。
何も責めず、去っていく姿よかったなぁ。
■ピラトとキリスト
キリストが救世主なのか、罪を犯しているのか、ピラトが問うも冷静にかわすジーザス。
■ヘロデ王の歌
私、星野ヘロデかなり好きです。
近くで意地悪な顔が見れて嬉しかった![]()
ははんと鼻で笑い、小馬鹿にするあの感じ。
後ろの遊女もとぼけた顔で(笑)
松田さんとあともう一人は誰なんだろう?
■やり直すことは出来ないのですか
飯田ペテロはこのナンバーのほうがとっても光る気がします。
とっても綺麗な声なんですもの![]()
でもこのシーンって、おまけなんですよね(苦笑)
■ユダの自殺
ジーザスに全てを捧げて生きてきたユダ。
あなたのためなら…というそんな思いが溢れ出てきていました。
「罪なき人の血を浴びて」というのは、ジーザスのことを指しているのでしょうか??
「同じただの男だ、どうして愛したのだ…」そこにいるのもただの男のユダです。
ただジーザスと生きていきたかった…そんな願いが込められているようで胸が締め付けられました。
キラキラとした涙の浮かんだユダの瞳。
次の瞬間、その瞳から大粒の涙がこぼれました。
美しい美しい涙がぽろぽろと。
ユダが泣いてる。
泣いている。
そして絶命へ。
照明が素晴らしく、ユダの最期が瞳に焼き付くように消えていきました。
まぶたに残る金森ユダを心に映しながら、改めて凄いと思いました。
感動です。
感服です。
なんて涙を見せてくれたのでしょう。
観ていてこちらが動揺してしまいました。
なんて清らかで純粋な涙。本当に美しかったです。
■ピラトの裁判と鞭打ちの刑
群衆がジーザスに死を求める。
自分の求めるものから反していったとたんにこんなにも人は変わる。
人間って恐ろしい生き物です。
■スーパースター
茨を投げる金森ユダがかっこいい。
この死後の世界からおりてくるユダについてもっと知りたいです。
歌の意味とかもっと知りたい。
■磔
群衆の心情変化すら受け入れるジーザス。
ジーザスが唱え続けた愛なのでしょうか?
この場面はCDの鹿賀ジーザスがかなり秀逸で好きです。
■カーテンコール
ほぼ総立ちのスタンディングオベーションでした![]()
金森ユダへの拍手も大きかったけど、自由劇場のときとは異なり金田ジーザスへの拍手が一番大きかったです。
名古屋ではより表情の見える席に自分は座ったというのもありますが、金田ジーザスがより人間臭くなっていました。
見ていて共に苦悩できるジーザス、そんな感じです。
何がよくなったとかうまく表現できないけれど、観客の拍手にもそれが表れていて感動しました。
金田ジーザスの見せる笑顔もよかった。
笑顔といえば、飯田ペテロ
本っ当にいい笑顔を見せてくれるんですよね![]()
笑顔の表情が豊かなんだなー![]()
何度も繰り返されるカーテンコール、最後はスタンディングオベーションの中、みな笑顔で手を振って戻っていきました。
やっぱり私は最後までユダに心酔していましたが、今日の公演は全てが素晴らしく、本当に名古屋まで見に来てよかったです。
よくよく日程を見てみたら、今日は前楽だったんです![]()
大阪は行かないつもりだったけど、今日の感動が忘れられなくて帰宅後エルサレムバージョンを予約してしまいました。
まだまだJCS熱は冷めなさそうですね(苦笑)