こんにちは!
アラフィフ、ワーママのなおです。
障害を持つ6歳の男の子を育てています。
 
 
 
ブログを訪問してくださり、
ありがとうございますラブラブ
 
 
 
 
 
 
 
私は読書大好きで
小説、ノンフィクション、ビジネス書などを
よく読みます。
 
 
 
ショウが産まれてからは、
自分と同じように障害を持つお子さんを
育てている方の本を読むようになりました。
 
 
その中で特によかった本を
いくつか紹介したいと思います。
 
 
 
本日はこちら

 

金澤翔子、涙の般若心経 ダウン症の赤ちゃんが天才書家と呼ばれるまでの奇跡の物語


 

ご存知の方も多いと思いますが
ダウン症の書家、金澤翔子さんのお母様
泰子さんが書かれた本です。
 
 

 
最初は娘の障害を受け入れられず
一緒に命を絶つことばかり考えていた泰子さん。
 
 
ある日、医師になったダウン症の人がいるという
話を聞き、わが子にも可能性があると希望を
見出します。
 
 

本の中で泰子さんは
 
 
ダウン症でも医者になれる!
それは深い絶望の底に差し込んできた
一筋の光でした。
 
その後、ダウン症の医師の話は
まったく聞きませんので、
おそらく偽の情報だったのでしょう。
しかし、今となってはその真偽はどうでもいいことです。
 
毎日悲嘆に暮れていたあの頃、
希望が持てたということがありがたいのです。
 
 
 
と書かれています。
 

 
このくだり、私も思い当たることがあります。
 
 
 
ショウと同じ病気の男性が
一般企業で働き、自立しているという話を聞き
希望の星だと目の前が明るくなったのです。
 
 
 

 
普通なら、誕生したばかりの子供には
夢も希望もいっぱいのはずなのに。
 
 
わが子に障害があるとわかった時点で
お先真っ暗で、この子の将来はどうなるのだろうと
悲観的なことしか考えられなくなります。
 
 
 
だからこそ、希望が持てることが
本当に本当にうれしいのです。
 
 


 
泰子さんのすごいところは
ひたすら翔子さんの可能性を信じ、
いろんなことに挑戦させたことです。
 
 

小さい頃から料理、掃除、買い物など
どんどんチャレンジさせました。
 


それは翔子さんの「自立」が
泰子さんにとって最大のテーマだったからです。
 

 
障害があると、どうしても
 
これはできないだろうな
まだ早いかな
こんなことさせたら危ないし
 
 
親の方が勝手に判断して
挑戦させることを諦めたり、先延ばしにしたり
してしまいがちです。
 
 
また、教えるのにも
とても時間と労力がかかります。


 
ショウも私が料理していると
お手伝いする!と言って
自分のエプロンを持ってきます。



熱い鍋の近くで作業するときは
触れてしまいそうでハラハラするし
包丁は一緒に持って切っていますが
それもドキドキです。


正直、1人でやった方が早いです
 
でも、せっかく興味を持っているのだから
少しずつ簡単なことからやってもらっています。
 
実際にやってみないと何も覚えられないから。




 
 
 
障害児の親が一番考えるのは
「わが子の自立」だと思います。
 
 
最低限、自分のことは自分でできるように
なっていてほしい。
 
 
その上で必要なサポートを受けるのが
理想だと思います。
 
 

そのためには小さい頃から
1人で何でもするように習慣をつけておくことが
大事です。
 


もう少し大きくなってから…
と思っていると、子どもにとっては
親がやってくれることが当たり前になっていて
受け入れるのが難しいからです。
 
 

 




 
 その後、書家として大成される翔子さん。



その過程には
一貫してわが子の可能性を信じ続け
 障害があるからといって決して甘やかすことなく
厳しく指導してきた
泰子さんの信念が感じられました。



ここまでショウの可能性を
信じられるだろうか?


厳しく導いていけるだろうか?



そう自分に問いかけずにはいられませんでした。




親が考えていることを
子どもは親が思ってる以上に
敏感に感じ取っています。



だからこそ、
翔子さんも泰子さんの思いに
必死に応えてきたのでしょう。



きっと本で綴られている以上に
様々な苦労や葛藤があったと思います。



厳しい道のりかもしれないけれど
親が誰よりもわが子の可能性を信じて
それを態度で示し続けていけば
想像以上の未来が開けるのかもしれない




そんな希望を持たせてくれた本でした。