森茉莉氏の小説。
ナンシー関氏が「見事なまでの浮世離れ」と評していた(様な)彼女の人生観、美意識、視座などが書かれていて。
御父上が森鴎外。もうその点において俗世とは別世界の人だけれど、彼女のいうところの贅沢、ニセモノへの感覚は同意、な所も有り。
彼女は貧乏な時にも贅沢を忘れず愛する人。本物の贅沢を知っているから。その感覚が素敵だなと思う。
オバさんは、庶民育ちだから本物の贅沢はよく分からない。そもそも、人それぞれ贅沢と思う感覚は違うし。
しかし、自分でも本当に貧乏臭いと思う事をしている事に改めて気付かされた。
ゴワゴワの使い古したタオルを使ってしまっている。洗いざらしのゴワゴワは正直好きなのだけど、ボロになっても穴が空いていないし‥とまた洗濯してしまう。ゴワゴワを通り越してもはや痛い。しかも黄ばんでる。
穴の空いた下着は着ない。でもオハヨウ靴下は2回目までは繕う。食品ロスはしない。多少怪しくても火を通して頂く。あぁ、手前取りを時々‥。
反省して今日から改めます。ありがとう、タオル。雑巾にするね。