昨日はカミさんのリクエストで秋田県南へドライブでした。

 

なんてったってカミさんを懐柔しておかないとバイクでツーリングに出られなくなりますからね(^^;

 

行先は横手市増田です。

 

内蔵の町として最近有名になり、NHK-BSの「美の壷」で取り上げられたり、JRの大人の休日倶楽部のCM撮影地になったり、BSの「ヒロシのぼっちキャンプ」のロケ地になったり、いつかゆっくりと訪れたいと思っていた町です。

 

 

7時半、珍しく早めの出発です。

 

R47~R457~R398と快調に進み、花山の道の駅で1回目の休憩。

 

道の駅からR398で北上し、ツーリングの時の撮影スポット湯浜峠で一休みです。

 

 

栗駒山の残雪がどんどん少なくなり、新緑が目立つ季節になったと実感できます。

 

さらにR398を北上し1時間ほどで増田の中心部に着き、観光用駐車場にクルマを停めて、観光案内所でパンフや案内図を頂いてから散策開始です。

 

まず目についたのがマンホール。

 

 

漫画「釣りキチ三平」の作者、矢口高雄さんが増田の出身で、まんが美術館が町内にあることは知っていましたが、マンホールの蓋まで・・・

 

 

まず訪れたのは山吉肥料店。

 

 

 

歴史と風格を感じる建物ですが、豪雪地帯でもあり維持管理が大変だろうなと思います。

 

中に入ると奥行100mほどの敷地に母屋や内蔵、付属家、離れなどが並びます。

 

なんとご主人が最初から最後まで1時間あまりつきっきりで説明して下さいました。

 

 

母屋は材料を吟味しているのが一目でわかります。

 

長尺の秋田杉やケヤキ、栗などが使われ、三和土の美しさは目を見張ります。

 

見物のメインとなる内蔵の前に行くと、JRのポスターが飾られており、モデルはもちろん吉永小百合さんです。

 

 

はい、速攻でカミさんを吉永小百合と同じ場所に立たせて記念撮影です(笑)

 

 

この後、2軒の内蔵を見学してから、昼食です。

 

 

当然こちらの店にも内蔵があり、食事と内蔵見学ができます。

 

 

地粉のざるそばを頼んだらワラビの漬物、いぶりがっこ、揚げ玉、いご練りがついてきました。

 

そばは風味豊かで、おいしく完食です。

 

 

食事の後に訪れたのは旧石田理吉家、木造3階の圧倒的外観です。

 

それもそのはず、旧増田町の迎賓館として建てられたそうで、今上天皇が皇太子時代に訪問されたこともあるそうです。

 

こちらは建物など全てが市に寄贈され、現在は市が保存管理運営しているということです。

 

この主屋の後ろに内蔵があり、こちらでも案内の職員さんがつきっきりで説明して下さいました。

 

そして次は稲庭うどん佐藤養助商店が所有管理している漆蔵資料館へ。

 

なんと内蔵の2階で安齋肇の作品展が・・・

 

安齋肇・・・そうですタモリ倶楽部の空耳アワーのソラミミストです。

 

 

 

でも何故ソラミミストの作品展がここで開かれているのか、わかりませんでした。

 

あ、そうそう、ここの内蔵は漆蔵というだけあって、棟柱や梁、床などは漆塗りでピカピカに仕上げられていました。

 

そしてカミさんが「せっかくだから行ってみたい」というのでまんが美術館へ。

 

 

基本は入館無料で企画展のみ有料だそうです。

 

 

館内は客が結構いましたが、オイラと同年代と思われる方もチラホラと・・・

 

 

もちろん増田出身の矢口高雄のコーナーがありました。

 

手塚治虫などオイラ達の年代が読みふけった作品から、現代ものまで数万冊の単行本が手に取って自由に読めるようになっており、館内には椅子に座り息をひそめるように読んでいる人たちがいっぱいでした。

 

カミさんも「リボンの騎士」を手に取り読み始めると間もなく「あ、だめ、何時間あっても足りない・・・」

 

オイラも手塚治虫作品で読みたいのがいっぱいあったけど、これでは泊りがけで通わないと読み尽くせません・・・

 

時計を見ると午後3時をすっかり過ぎています。

 

まさに後ろ髪を引かれる思いで帰路につきます。

 

R13に出て、道の駅十文字で孫達への御土産を買い、湯沢市雄勝からR108へ入り、途中の秋ノ宮温泉で休憩を兼ねて日帰り入浴。

 

R108~R47と走り、午後6時前に無事帰宅。

 

約250Km、五月晴れの下を快走のドライブでした。

 

そして帰宅して安着祝いのビールを飲んでいると、カミさんから「来週はどこへ行こうか?!」と悪魔の呟きが・・・・