バイクのネット仲間、静岡のtomさんが自分のブログに昔々のツーリング画像を載せていました。

 

 

 

tomさんやツーリング仲間の革ブーツ姿が微笑ましかったので、コメント欄に書き込みをしました。

 

「オイラも当時流行した「流体力学」のブーツを購入しましたが、修理しながら今でも時々履いています。」

 

と書いたら「流体力学」のブーツは初耳です。」とのリプライ・・・・

 

 

ということで、オイラが30数年使い続けているバイクブーツの紹介です(笑)

 

 

 

1985年 阪神タイガースが日本シリーズを制覇しました。

 

そしてこの年にテレ東の「開運!何でも鑑定団」の放映が始まり、バイク雑誌に革命を起こした「GOGGLE」が創刊されます。

 

当初、鑑定団のスポーツグッズ鑑定士として出演していたのが前野重雄さん。

 

その前野さんが経営していたのが、荒川区のスポーツグッズショップ「流体力学」とオーダー靴ショップ「旭堂」。

 

そしてバイク乗りのために作ったブーツが「BSA’86」で、当然「GOGGLE」でも取り上げられました。

 

その記事を読んだミーハーなオイラ・・・ すぐに旭堂に電話注文・・・ 価格は忘れました・・・

 

注文が殺到しているとかで、納品まで半年くらいかかった記憶があります。

 

 

 

で、その「BSA'86」の特徴と30数年履き続けた現在の姿です。

 

 

マメに手入れをしているつもりですが、改めて見るとボロいですねぇ(笑)

 

くるぶしのパッドに「BSA'86」と・・・

 

 

このブーツの大きな特徴が3つ。

 

脱ぎ履きしやすいカカト側ファスナー。

 

ファスナーは一度交換しています。

 

 

左足にシフトペダルの保護パッドがついているのですが、それが独特の形状で、特許を取得したとか・・・

 

 

そして最大の特徴がソールです。

 

 

ゴムの材質がバイクのタイヤ用で、溝もタイヤのパターンを採用したそうです。

 

「滑りにくく、減りにくく」だそうで、30数年履き続けて、カカトが少し減った程度です。

 

そして、キックスタートの際のケッチン対策のために土踏まずの部分に鉄板が埋め込まれています。

 

オイラのXS650には年に1~2度ケッチンを食らうことがあるので、ありがたい限りで、これが現在も使い続けている最大の理由です。

 

 

 

でもその後、前野さんが何かの事件に関わったとかで鑑定団は出演停止になったとか、旭堂が火災になって靴型が焼失したとか、そんなこんなでこのBSA’86は幻のバイクブーツになったとか・・・・

 

実際にヤフオクやメルカリなどに時折出品されて、結構な価格がついているみたいです。(その気は全くありません。)

 

 

思い返してみれば、XS650で北海道ツーリングに10数回行っているけど、毎回このBSA’86を履いていましたねぇ・・・

 

はい、オイラがあの世に旅立つ時はこのブーツを履いて行こうかな、と思う今日のぼん爺ちゃんでありました(笑)