ガッキー、ブルーリボン賞新人賞から10年目の進化/芸能ショナイ業務話
先日、第60回ブルーリボン賞の受賞者&作品が発表された。
主演男優賞に阿部サダヲ(対象作=彼女がその名を知らない鳥たち)、助演男優賞にユースケ・サンタマリア(同=あゝ、荒野、泥棒役者)、助演女優賞に斉藤由貴(同=三度目の殺人)、新人賞に石橋静河(同=映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ)が決まり、作品賞は「あゝ、荒野」、外国作品賞は「ドリーム」、監督賞は白石和彌監督(同=彼女がその名を知らない鳥たち)が受賞した。
その中、「ミックス。」で主演女優賞に輝いた新垣結衣。「恋空」などで、2007年度のブルーリボンなど各賞の新人賞を総ナメにしてからちょうど10年での栄冠となった。「え、本当ですか?と思いました。重みを感じます」。少し照れくさそうに、優しくほほえんだ。
“かわいいだけのガッキー”から、観衆をとりこにする演技を魅せる女優に成長した。「10年はアッという間でした。自分で想像した以上に作品をやらせてもらっているなとか、あれはまだ10代だったなとか。中身が詰まって、色々な経験をさせてもらえています」。その言葉の裏に、新垣の成長がある。
役に入りこみ、キラキラと輝かせる能力は抜群だ。恋にも仕事にも破れ、もう一度立ち上がろうとする元天才卓球少女を演じた「ミックス。」をはじめ、新垣はブームを巻き起こした「逃げるは恥だが役に立つ」など懸命に生きる役柄が多い。
「何かを乗り越えるストーリーが多い気がしますね。だからこそ、私もとにかく全力を尽くそうと心がけています」
以前は他力だった演技が、作品の顔を張るようになり、自覚や責任感が増した。「特にきっかけはないですけど…(笑)。どの作品も、1ミリでもいいから(自分が)成長した、と思いたい」。
同作では、コメディエンヌとしての株も上げた。6月には30歳になるガッキー。次は、どんな役を等身大で演じてくれるのか。楽しみでならない。(やんばる)
「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」新垣結衣(森山みくり)&星野源(津崎平匡)
原作者の海野つなみ先生顔出しNG
恋ダンス
あれから10年、ガッキー、おめでとうニャー
YOUTUBEの本家「リキ」ちゃん