月一の、ビン缶収集日。ペットボトルもね。


決められた時間内に、持って行って、やれやれ。


その帰り、声をかけられた。

「ねぇ、最近、お母さん見ないけど、元気でいる?」と。


近隣の方ではあるけど、特別なお付き合いをしていたわけではないし、母の訃報ま、ごく狭い範囲での回覧板でのお知らせだったから、伝わっていなくても不思議ではない。


「ありがとうございます、実は・・」

と、母の訃報を伝えた。


「あー、そうだったの。よく、ゴミの片付け当番も、やってくれていたの知ってるから、最近見ないな、施設とか入ったのかなって思ってたの。」


「でもね。自宅で、家族の皆さんに看取られて亡くなったなんて、おかあさん、しあわせだったね。」と。


実は、この2日ほど、仕事はお休みだったのだけど、ほとんど、寝て過ごしていた私。


あれやろう!これやろう!って計画していたのに、なんだか気持ちがのらず、そして、今朝、あーあ、私ってまだ、母が亡くなってから立ち直れてないな。立ち直ろうなんて思ってはないけど、私って、やっぱり、ぐうたらしてるのかな・・これじゃあ、やりたいことも、いつやれるのかわからないな・・」って、罪悪感というか、虚無感というか、そんな気持ちがいっぱいで。

でも、月一のビン缶収集日をのがすわけにはいかないからと、朝起きて、行ってきたその帰りのことだったのだ。


「私も、あなたのお母さんと、同じような年だから・・」と微笑むその方に、


「母の分も、まだまだ元気でいてくださいね、お願いします」と私。


これって、母からの言葉を伝えてくださったのかもしれないな。