Flash Player、Adobe Reader/Acrobatに新たな脆弱性、既に悪用も
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100607_372679.html
米Adobe Systemsは4日、Flash PlayerとAdobe Reader/Acrobatに新たな脆弱性が発見されたとして、セキュリティアドバイザリを公表した。

 今回発見された脆弱性は、Flash Playerの最新版(10.0.45.2)およびそれ以前のバージョンと、Adobe Reader/Acrobatの最新版(9.3.2)およびそれ以前のバージョンに影響があるもの。Flash PlayerはWindows、Mac、Linux、Soralis版、Adobe Reader/AcrobatはWindows、Mac、UNIX版のいずれも影響を受ける。

 この脆弱性が悪用された場合、クラッシュが引き起こされ、攻撃者にシステムを乗っ取られる危険がある。既に、Flash PlayerとAdobe Reader/Acrobatの双方をターゲットとした攻撃が行われていることも確認されているという。

 Adobeでは、Flash Playerについてはバージョン10.1のRC版はこの脆弱性の影響を受けないとして、現時点での対応策としてはFlash Player 10.1 RC版を使用することを挙げている。

 また、Adobe Reader/Acrobatについては、脆弱性の原因となっている「authplay.dll」をリネームまたは削除することを挙げている。ただし、この措置を行った場合、Flashコンテンツを含むPDFファイルを開くと、悪用はできないクラッシュまたはエラーが発生する可能性があるとしている。 Windows版Adobe Readerの標準インストールでは、「authplay.dll」は「C:\Program Files\Adobe\Reader 9.0\Reader」にある。
関連情報

以上インターネットウォッチ引用

Linuxも影響を受けるようです。

下記の記事はFirefox限定です。

また、32bit版、Fedora 13 と openSUSEでは下記の方法で問題有りませんが、 64bit版のLinuxに関しましては現在調査中です。

Adobeでは、Flash Playerについてはバージョン10.1のRC版はこの脆弱性の影響を受けないとして、現時点での対応策としてはFlash Player 10.1 RC版を使用することを挙げている。

と書いてあるのですが、

Adobe Labs
http://labs.adobe.com/downloads/flashplayer10.html

では10.1RC版ではなく、10.1がタウンロードできます。

Dowbload plug-in for Linux (SO.TAR.GZ, 4.5 MB)



をダウンロードします。

ダウンロードされたファイルは、

flashplayer10_1_rc7_linux_060210.so.tar.gz

ファイル名から判断すると、やはりRC版のようです。

このファイルを解凍しますと、

libflashplayer.so

が一個あるだけです。

これを、~/.mozilla/plugins

のフォルダーにコピーします。pluginsというフォルダーがない場合は作ってください。

はじめからpluginsのフォルダーに、旧バージョンの
libflashplayer.soが存在する場合は上書きされますので、何処かに保存しておいて下さい。

.mozillaは隠しファイルですので、ファイル・ブラウザでは隠しファイルを表示するにしませんと、見ることができません。


画面1は脆弱性のあるFlash 10.0 r45

ぼんちゃんのブログ


画面2はFlush 10.1 r54とFlash 10.0 r45両方が表示されますので、
Flash 10.0 r45を無効にします。


ぼんちゃんのブログ


Flash 10.0 r45を無効にして、ファイルとしては残しているのは、RC版ですので問題が発生した場合も元に戻すことが出来るからです。


補足説明

Fedora 13の場合、上記の様に2つFlashplayerがありますと、

片方のFlash 10.0 r45を無効にしましても、flashplayerは動作しません。

一旦
Flash 10.0 r45をソフトウェアの追加と削除ツールで削除してください。

Flash 10.1 の正式バージョンがリリースされましたら、

~/.mozilla/pluginsにあります、libflashplayer.soを削除して、

Flash 10.1をあらためてインスールします。








AVG Anti-Virus 8.5 for Linuxの使用法

以前にはAVG Anti-VirusにはGUIが付いていたようですが、

現在はコマンドラインでの使用になります。

普通にインスールしますと、

$ps -e

で起動しているプロセスを見ることができます。

AVGに関係していそうなデーモンは四つありました。

1254 ? 00:00:01 avgd
1267 ? 00:00:00 avgavid
1292 ? 00:00:01 avgtcpd
1309 ? 00:00:07 avgscand

avgspamd -- anti-spam daemon

が起動していないのは、恐らくsendmailなどのメールサーバーを立ち上げていないからだと思います。

インスール時に、たしかそのようなメッセージが表示されました。

これらのデーモンはいったい何なのかは、

/opt/avg/avg8/doc/

のディレクトリのREADMEに書いてあります。

Description
-----------

Avg functions are secured by several daemons that are managed via command-line.


DAEMONS:
avgd -- general AVG daemon; starts first, manages other AVG daemons
avgavid -- AVI daemon; loads AVI into shared memory
avgsched -- scheduler for planning periodic events (update etc.)
avgtcpd -- e-mail scanning daemon; supports SMTP, AVG, and Milter protocol

avgspamd -- anti-spam daemon
avgscand -- anti-virus daemon
avgupd -- update daemon
avgoad -- on-access daemon

COMMAND-LINES:
avgctl -- basic control of AVG product, such as launching, stopping,
restarting, registration, and getting statistics from running
daemons
avgcfgctl -- can get and set configurations values
avgscan -- launch on-demand scan of requested path
avgupdate -- run virus database update or program update via avgupd with
specified parameters
avgdiag.sh -- diagnostic tool for easy collection of troubleshooting data

For more detailed information please refer to the respective man page.


READMEファイルで書かれているのはこれだけなので、

実際のコマンドの使い方は

$man avgscan

$man コマンド名

と入力するとマニュアルが表示されます。

とりあえず、知っておく必要のあるコマンドはavgscanと avgupdateの二つです。

コマンドラインのアンチウイルス・スキャナーのavgscanコマンドですが、

$man avgscan

と入力しましょう。

Unixのコマンドのマニュアルは非常に取っ付きにくいのですが、

わかり易い例が書かれておりますので、これだけ知っておけば問題はありません。

EXAMPLES
avgscan / -x /dev -x /mnt
Scan all except for /dev and /mnt directories.

avgscan /home/user1 /home/user2 -arc -pwdw
Scan user1 and user2 directory including archives and reporting
password protected archives.

avgscan --coo --heur /home/user1/.mozilla
Cookies scan.


avgscan /

の場合はroot権限が必要です。

Ubuntu なら sudoが使えますが

Fedora ではデフォルトではsudoは使えませんので

$su

root password 入力

#avgscan /

となります。



パターンファイルの更新コマンドはavgupdateですが、

Ubuntu : sudo avgupdate

Fedora :$su
root password 入力
#avgupdate


パターンファイルのアップデートも手動、スキャンも手動ならこれだけ知っていれば良いです。

なにもかも自動化したいひとは、


avgsched -- scheduler for planning periodic events (update etc.)

avgupd -- update daemon

これらのマニュアルを読んで研究して下さい。




















Linux(Ubuntu,Fedora,openSUSE)とWindows


これまでLinuxがWindowsに比較して、どうしても劣る部分がありました。

それは、日本語フォントと日本語入力です。

フリーの日本語フォントでは、その品質でWindowsにどうしても劣っていたのです。

しかし、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が

「IPAexフォント」を無償公開

公開中の「IPAフォント」の「等幅(固定幅)」と「プロポーショナル(変動幅)」を一つに統合した。IPAフォントも新版Ver.003.02も公開されたことで

linuxの日本語フォント問題は完全に解決しました。

一台のUbuntu-Studioでフォントの徹底的な設定を行ないましたら、

Windows 7 のEmEditor Free版で文字入力しましたら、そのフォントが汚い事に気が付きました。

汚いと言っても、恐ろしく汚いわけではなく、Windowsだけを使用していたなら気づかない事でしょう。

勿論Windowsでもフォントのインストールやフォントの設定を、ディフォルトの設定にまかせずに改善すればlinuxと同等以上にはなります。

次に日本語入力があります。

linuxにはかつては、有料版Wnnがあり、最近では、最近と言っても2007年で3年近く前になりますがATOK X3 for Linuxがありました。

ありました。と過去形なので、最新のlinuxのOSには正式対応していないからです。

対応ディストリビューションも

* Red Hat Enterprise Linux 4.5 WS
* Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop
* Turbolinux FUJI
* SUSE Linux Enterprise Desktop 10
* Ubuntu 7.10 日本語ローカライズド Desktop (インストール方法)
* Ubuntu 8.04 LTS 日本語ローカライズド Desktop (インストール方法)
※Dell Inspiron Mini 9、Inspiron Mini 12のUbuntu 8.04(DELL カスタマイズ版)は対象外です。
* Ubuntu 8.10 Desktop 日本語 Remix CD (インストール方法)
* Ubuntu 9.04 Desktop 日本語 Remix CD (インストール方法) New!

*参考情報として次のFAQを用意しています。
Fedora 7でのインストール方法(参考情報)
Fedora 8でのインストール方法(参考情報)
Fedora 10でのインストール方法(参考情報)
Debian GNU/Linux 4.0でのインストール方法(参考情報)

以上JustSystem引用

二昔前のOSにしか対応していないのです。これではどうにもなりません。

Googleが日本語入力mozcを公開してことは、画期的なことです。

Windows版のAtokはATOK2009を購入して使用しておりましたが、

使用感では、ATOK2009≒Mozcなのです。

これが無料で利用出来るのです。Googleには感謝ですね。

これで日本語の部分でLinuxが劣るということは完全になくなりました。

Windows 7はよく出来たOSだとは思いますが、価格が半値八掛にぐらいになりませんと、linuxと競争にはならないと思います。

ドライバーに関しましても、Ubuntu Fedoraではこれまで一度もLinuxドライバーが無くて困ったことはありません。

唯一の例外がopenSUSEの無線LANアダブターのファームウェアのインストールです。

こんなに良いlinuxのシェアーが、弊ブログの訪問客では、例外的に一位のXPに次ぐ第二位の座を占めておりますが(20%程度)

本当のシェアーは1%ぐらいだと思います。

理由はLinux関連記事を書く前は、Linuxのシェアーは1%程度だったからなのです。

たしかにUnix系OSの敷居はいまでも高いのですが、Ubuntuなどの出現により、OS自体を全く知らなくてもGUIのツールで全て設定できる様になりましたので、

敷居は、もう幻想でしかなく、敷居などない、とも言えるのです。